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「ただいま、ミル。キルアに刺されたんだって？」
「あー！A兄！そうなんだよ、A兄からも叱ってくれよ！」
「私が言ったって聞かないよ。キルアだから。」
アルカのいる地下室を後にし、向かった先はミルキ…ミルの部屋。
本当はミルよりもゼノ爺様に挨拶に行かなくてはならないが、キルアを呼びに行ったのは彼らしいので一応後回しにしておいた。
「ちげーよ、キルはA兄の言うことしか聞かねーんだよ！」
「そうかな？まあ、一応ミルの事は傷つけないでねってお願いしておくね。」
絶対だぞ、絶対キルに言ってよ！と念押ししてくるミルに頷く。
それから、今回のお土産である袋をミルに手渡した。
「あーっ、これ、一週間後発売のRシリーズの最新作じゃん！」
「この間家に帰ってきた時、予約し忘れたって言ってたから。ちょっとツテ使ったら手に入っちゃった。」
「やったー！A兄大好き！」
満面の笑みを浮かべたミルが嬉々として包装を開け始めた。
きっと、クリアするまでこれからぶっ通しでやるのだろう。
「ミル、カルは？」
「多分ママと一緒。んでママはキルの友達にちょっかい出しに行ってるんじゃね？」
「そう。じゃあ先にゼノ爺様の所に行こうかな。じゃあミル、暗い所ではやっちゃダメだからね。」
「はぁい、ありがとA兄！」
…と、言う事はあの子達は門を潜れたのか。
この屋敷までは辿り着けなくとも、執事室の辺りは超えてきてると嬉しいけど。
でもな、まだ誰も念の概念すら知らないから厳しいか？
「因みにイル兄は次の長期任務行ってるぜー。」
「そうなんだ。キルアとは何か話してた？」
「……あー、」
ゲームを始めた彼の邪魔をしない様に出て行こうかと背を向けた時、そんな言葉が降ってきた。
イル兄は本当に、私が彼らと血の繋がらない兄弟である事を言ったらしい。
ミルは困った様にこちらを見ている。
「あの、さ…俺、本当にA兄の事、兄貴だと思ってるし家族だと思ってるから！」
「あはは、ミルありがとう。嬉しいよ。」
「……イル兄より、優しいし。」
「優しくしちゃうよ、だって私もミルの事大好きだからね！」
小っ恥ずかしくなってしまったのだろう。
ミルはこちらを見る事なくゲームを始めてしまう。
その後ろ姿から見える耳は真っ赤に染まっており、私の沈みかけた心を救ってくれた。
…本当にありがとう、ミル。
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甘夏蜜柑(プロフ) - 故に、主人公は周りとは違う料理を作って合格、という流れになっております。こちらの回答でご納得頂けましたでしょうか？ (2021年11月2日 0時) (
レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます。注意書きにも書いてありますが、この小説は『新アニメ版』に沿って書かせていただいています。新アニ版では、『指定食材は豚・用意された調理器具を用いる』以外に条件はありません。(続きます) (2021年11月2日 0時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼致します。h×h見たことありますか？試験で出た課題は豚の丸焼きだから皆豚の丸焼きを持っていったんです。豚の丸焼きしか出来ないからではありません。これでは主人公だけ不合格です。 (2021年10月30日 14時) (レス) @page5 id: ad9804768a (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - きなこマカロニさん» ありがとうございます笑 (2021年9月24日 1時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
きなこマカロニ - コメント失礼します！自給自足って大切ですよね((好きすぎます、是非とも妄想を詰め込んじゃってください！！ (2021年9月23日 20時) (レス) id: 4314947012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2021年9月18日 16時
