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．
私に背後から覆い被さる形で口を塞いでいるヒソカ。
腕を引っ張ってみるが、離す気はなさそうだ。
「ボク、一度キミと本気で戦ってみたかったんだ♣︎だから＿＿＿＿＿」
にっこりと笑った彼は、私の耳元で怪しく囁く。
口を塞いでいた手の指先が、唇を優しくなぞる。
「＿＿＿＿『
ヒソカがそういった瞬間、ぴたりと唇がくっ付く。
思わず頬が引き攣り、原因を睨む。
私が使いたくないのを良い事に、念で物理的に黙らせてきた…！！
「んっん、んー！」
「んっふっふ、外せって？イヤだよ❤︎」
口を開こうとしても、ピッタリとくっ付いて口からは息さえ吸えそうにない。
思わず、ニヤニヤとこちらを見ているヒソカに苛つき、その顔面目掛けて思いっきり蹴りを入れる。
ひょいと軽く避けるであろうことは想定していた。
背を逸らした事により崩れた体勢が直らぬうちに、背後に一瞬で周り彼の首筋に腕を回す。
「っふ、ふふ…キミがこんなに早く動けたなんて…！」
キュ、と首を軽く絞めれば頬を紅潮させたヒソカが息を荒げる。
興奮しているその姿に背筋が凍る気分だが、この口の奴をとってもらわなくては話にならない。
「んーんーんー！！」
「んんっ…はぁっ…♦︎」
吐息が多量に含まれたヒソカの声に、この男が窮地を愉しんでいると悟る。
この男は本気で私と一戦交えようとしているらしい。
…もう、別にバレてもいいかな。
巻き込まれるのが面倒だっただけだし、もうそろそろ父様にも顔見せにこいと言われているし。
逆に専用機に一緒に乗せてもらって帰ろうかな…ヒソカと知り合いなのは知られたくなかったんだけど。
「＿＿＿＿『んんんん、んんん』」
口が塞がれたままで、よかったかもしれない。
流石に、声に出していたらバレていただろうから。
「『参った』……ッ、？」
「第四試合、勝者ヴァイオレット！」
ヒソカの口から出た敗北を認める言葉。それを聞いて私は締め上げていた腕を解放した。
言った本人は、締め上げられていた体勢からピクリとも動かない。
その表情は、試験中には見せたことのないであろう困惑や戸惑いの類…だった。
「ふ、ックク…いいねぇ…また、興奮してきちゃったじゃないか…❤︎」
もう興奮でもなんでも良いからとりあえず、バンジーガム取ってくれるかな？？
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甘夏蜜柑(プロフ) - 故に、主人公は周りとは違う料理を作って合格、という流れになっております。こちらの回答でご納得頂けましたでしょうか？ (2021年11月2日 0時) (
レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます。注意書きにも書いてありますが、この小説は『新アニメ版』に沿って書かせていただいています。新アニ版では、『指定食材は豚・用意された調理器具を用いる』以外に条件はありません。(続きます) (2021年11月2日 0時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼致します。h×h見たことありますか？試験で出た課題は豚の丸焼きだから皆豚の丸焼きを持っていったんです。豚の丸焼きしか出来ないからではありません。これでは主人公だけ不合格です。 (2021年10月30日 14時) (レス) @page5 id: ad9804768a (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - きなこマカロニさん» ありがとうございます笑 (2021年9月24日 1時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
きなこマカロニ - コメント失礼します！自給自足って大切ですよね((好きすぎます、是非とも妄想を詰め込んじゃってください！！ (2021年9月23日 20時) (レス) id: 4314947012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2021年9月18日 16時
