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．
「ヒソカ。」
「……あぁ、キミ見ていたのかい。」
「うん。あの子…ゴンは、化けるね。」
ヒソカのプレートを、ゴンが奪った。
その一部始終を見た私は、純粋に驚いていた。
釣り竿でプレートを引っ掛ける手腕、あのヒソカに気取らせない気配の殺し方、プレートを狙うタイミング。
これ以上ないほどの、完成された『狩り』だった。
「あんなに強く殴らなくたって、良かっただろうに。」
「ふふ、昂ってつい、ね。それに、あのボウヤにはアレくらいやらないと立ち上がって来てしまうと思ったからね…♦︎」
「それは確かに。ヒソカにプレートを譲られたのが悔しかったんだろうね。」
ゴンがプレートを奪った後、別の受験者にやられてしまった。
しかし、その受験者をヒソカが殺し、自分のプレートをゴンに譲った。
それが、ゴンの中の何か琴線に引っかかったのだろう。
覚束ない足取りでも必死に立ち上がりヒソカにプレートを返そうとするその姿。
ゾクゾクした、と言ったらヒソカと同類になってしまうので口には出さないが、鳥肌がたったのは本当だ。
「あ、そうそう、ヒソカプレート番号見せて。」
「まさか、まだ集めてないのかい？」
「あと4日もあるんだよ？最悪最終日にプレート狩りするのもありかなって。」
「そう言うところ、アイツの兄妹って感じだね♠︎」
「そう？…あ、80番私のターゲットだから交換してよ。よかった、誰か分からなかったんだよね。」
ヒソカの80番のプレートと、私の後を尾けていた人のプレートを交換する。
これで、自分の分を合わせて6点になる。
尾けてきていた人物は仕込みのナイフでもない限り縄抜けできないように縛っておいたので、残りの期日までにこちらを追ってくる可能性は低い。
「じゃ、試験開始地点に戻ろうか。」
「その前にひとつ聞きたいことがあるんだけど♣︎」
歩き出した私の肩を掴み、くるりと振り返させる。
ジッと彼の黄色い瞳が私を見つめ、歪んだ。
「いつの間に405番の彼と知り合いになったんだい？」
「…名前呼んだだけで知り合い判定なの？」
「だってキミ、どうでも良いやつは顔さえ覚えないだろう？」
名前まで覚えるなんて相当だ、と私のことをわかったように言うヒソカ。
まあ、人の顔を覚えることが苦手なのは否定しないが。
「それで、どうして彼を覚えてるの？」
「……友達、だからかな。」
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甘夏蜜柑(プロフ) - 故に、主人公は周りとは違う料理を作って合格、という流れになっております。こちらの回答でご納得頂けましたでしょうか？ (2021年11月2日 0時) (
レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます。注意書きにも書いてありますが、この小説は『新アニメ版』に沿って書かせていただいています。新アニ版では、『指定食材は豚・用意された調理器具を用いる』以外に条件はありません。(続きます) (2021年11月2日 0時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼致します。h×h見たことありますか？試験で出た課題は豚の丸焼きだから皆豚の丸焼きを持っていったんです。豚の丸焼きしか出来ないからではありません。これでは主人公だけ不合格です。 (2021年10月30日 14時) (レス) @page5 id: ad9804768a (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - きなこマカロニさん» ありがとうございます笑 (2021年9月24日 1時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
きなこマカロニ - コメント失礼します！自給自足って大切ですよね((好きすぎます、是非とも妄想を詰め込んじゃってください！！ (2021年9月23日 20時) (レス) id: 4314947012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2021年9月18日 16時
