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真っ白なシーツがふわりと背中に掛けられ、それからひょいと抱えられた。
「任務は僕がやってあげる♦︎約束だったしね。」
「…ゴンの試合までに間に合わせてよ。」
「了解。僕と一緒に観戦しよう❤︎」
ヒソカが淹れてくれた紅茶を手渡され、口を付ける。
意外だと思うだろうが、ヒソカは料理がそこそこ出来る人間だ。
紅茶も美味しいし、自分はコーヒー派なのに私がいる時はわざわざ紅茶を淹れてくれる。
「弟にバレたくは無いのかい？」
「…キルアの試合までは。ヒソカがキルアの試合を教えてくれたって言う程で行こう。」
キルアが私の動向をイル兄に詳しく話す機会は無いだろうが、今日はヒソカといる所を見られるわけにはいかない。イル兄と電話をしているからだ。
自家用機は天空闘技場で下ろしてもらったわけでは無いので、昨日のうちに天空闘技場に着いていなくともおかしくは無い。
私がここに来たのも、キルアの行き先を調べて来たという事にすれば良いし、ヒソカと接触しているという事実さえ作らなければどうとでもなる。
暗殺者の習性的に全て監視カメラは避けていたし、人の目にも見られていないはずだ。
「女装しよ。シンプルな服で来てよかった。」
「じゃあ、僕もこのまま出ようかな。そうすれば彼らも気づかないかもしれないし♣︎」
「服屋先に寄ろう。私、昨日着てたのしか無いから。」
「いいよ、デートだね❤︎」
…随分血生臭いデートになりそうだな。
携帯で任務を確認すれば、とある裏の組織を丸々一つ潰して欲しいとの事。
用心棒なども含め、全員『処理』しなければならないらしい。
アジトとなっている場所はメールにファイルが添付されているが、残党狩りまでとなると時間がかかりそうだ。
「…アジトが3箇所あるらしいからとりあえずそこを潰してくれればいいよ。」
「わかった。さっさと済ませようか。」
「あと身体が軋むから風呂まで連れてって。」
「はいはい、仰せのままに…♦︎」
紅茶が飲み終わったタイミングでヒソカは軽々と私を抱えてお風呂場まで運ぶ。
彼は案外、尽くそうと思えば尽くせる人間だ。
痛みに声を出さず顔を顰めれば、軽く頭を撫でられる。
彼なりに悪いとは思っているのだろう。反省はしていなさそうだが。
「一緒に入るかい？」
「いや、大丈夫。ヒソカは準備しといて。」
よろよろと風呂場に入って、一つ息を吐き出し自分に喝をいれた。
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甘夏蜜柑(プロフ) - 故に、主人公は周りとは違う料理を作って合格、という流れになっております。こちらの回答でご納得頂けましたでしょうか？ (2021年11月2日 0時) (
レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます。注意書きにも書いてありますが、この小説は『新アニメ版』に沿って書かせていただいています。新アニ版では、『指定食材は豚・用意された調理器具を用いる』以外に条件はありません。(続きます) (2021年11月2日 0時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼致します。h×h見たことありますか？試験で出た課題は豚の丸焼きだから皆豚の丸焼きを持っていったんです。豚の丸焼きしか出来ないからではありません。これでは主人公だけ不合格です。 (2021年10月30日 14時) (レス) @page5 id: ad9804768a (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - きなこマカロニさん» ありがとうございます笑 (2021年9月24日 1時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
きなこマカロニ - コメント失礼します！自給自足って大切ですよね((好きすぎます、是非とも妄想を詰め込んじゃってください！！ (2021年9月23日 20時) (レス) id: 4314947012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2021年9月18日 16時
