【テニプリ】とても可愛いお姫様だね part 2 (ページ30)

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仁「はよぅ…」

柳生「おはようございます…」

貴「おはようございます、お帰り下さい」

今日、迎えに来たのはこの間と同じく雅治と、初めての柳生？さんだっけ？

丸井くんとジャッカルくんは居ないようだ

…そこの足、退かしてくれるとありがたい

眠そうにしている雅治だが、足はしっかりとドアに挟んである

観念してドアを開けた

貴「…はぁ、入るんですか？」

柳生「いえ、一人暮らしの女性の部屋に男が入るなど…「入るぜよ」仁王くん！！」

見事に被せて言った雅治に怒る柳生さん？

貴「私は構いませんよ、もう何度か入っていますし」

柳生「なっ！貴女はもう少し男に対して警戒を…！」

仁「気にせんでええ、A。コイツは紳士ぶっている唯のムッツリじゃ」

目が覚めたのか、雅治はそう言ってサッサと入っていった

…あたしの家だというのに

柳生「仁王くん！私はムッツリじゃありません！戻りたまえ！！」

貴「…20分は寛いで行きますよ、雅治は。上がって下さい」

そう言えば、渋々柳生さん？は上がった

柳生「すみません、すぐに彼を外に…！」

貴「別に構いませんが…柳生さんでよろしかったでしょうか？」

使命感に駆られている柳生さん？にそう聞く

柳生「申し訳ありません、私とした事が…。私は柳生比呂士と申します」

丁寧なお辞儀までして自己紹介をしてくれた柳生さん

彼に案内をしながら、雅治の愚痴を聞いた

…雅治はイタズラ好きで困った人なんだね

仁「A～今日もご飯食べて無いぜよぉ…」

ソファにグデーっと凭れる雅治は、今日は朝ご飯を食べに来たのだろうか

貴「わかりましたよ、何か食べたいものはありますか？」

仁「肉」

柳生「仁王くん！少しは遠慮したまえ！」

…朝から肉ですか…そうですか

若いね

雅治に呆れながら、冷凍庫から生姜焼き用の豚肉を取り出す

一昨日醤油に漬け込んだため、それなりに味は染み込んでいると思う

フライパンで焼いていれば、匂いにつられたのかフラフラとやってきた雅治

仁「…美味そうじゃな」

貴「座っていてください、すぐ出来ますよ」

そう言えば、雅治は唸りながらあたしのお腹ら辺に手を回してきた

ちょ、太ってんのバレるし…！！

貴「雅治！離して！ください、危ないです！」

思わず敬語が取れかける

あたしの叫び声に気づいたのか、その後柳生さんが来てすぐに引き剥がしてくれた

…はぁ、朝から心臓に悪い…