4話(月夜) ページ8
Aside
貧血でふらっとしてたからなのか、
ただ、心の奥に
“頼りたい”という気持ちがあったからなのか、
気づけば私は虐めのことを全部話していた。
周りには、何も言葉が出なくなっているめんばーなど、
反応は人それぞれだった。
ただ、お兄ちゃんとるぅとさんは怒りに満ちたような目だった。
きっと頼ってくれなかったことに不満があったのだろう。
莉「じゃあ。その手首の包帯は?」
お兄ちゃんは、人をよく見てる。
手首の包帯は、りすかの跡を隠すためのもの。
でも、そんなことを言えないよね。
『好きなアニメキャラの真似だよ?』
こんなので絶対信じてもらえないってわかってる。
でも、本当のことを言ってしまったらきっとるぅかでさえ離れてしまうから。
これが一番いい答え。
莉「絶対違う。。りすかだよね?俺、気付いてたんだよ。
なんでこんな事。。」
なんでって、始めたきっかけは親からの虐。待だけど、
その感覚が好きになったから続けてるんだよ。
なんて言えるはずないよね。
『別に。“義理”のお兄ちゃんには関係ないから。』
ごめんなさい。お兄ちゃん。
でも、これが一番突き放すにはいい言葉でしょ?
ごめんなさい。
私は、もう嘘を重ねすぎて、幸せな生活に戻ることさえ許されえないのかもしれません。
莉「義理とか。関係ないから。確かに義理だけど3歳からずっと一緒に居たんだよ!!他人よりAの事わかる自信あるよ!」
お兄ちゃんが、助けてくれてるのは知ってるよ。。
感謝してるけど。
私なんかがこんなとこで幸せになってもいいのかな。
最後の一言は嘘をつかずにいてみよっか。
そしたら、運命が変わるかもしれない。
『ごめんなさい。これ、りすかだから。。始めはほんの出来心だったの。親がね、“人を傷つけると楽しい。ストラス発散になる”って言ってて、それで、自分で試してみたの。そしたら癖になったってだけ。』
ちょっとオブラートに包んで言ってるけどこれは本当のこと。
嘘偽りのない。私が始めた理由。
お兄ちゃんはずっと謝ってくれてた。
謝るのは私の方なのに。
こんな時なのに人の温もりが嬉しくて、
涙腺が緩む。
『お兄ちゃん、帰る。』
莉「帰ろっか。あの家じゃない。シェアハウスにだよ。」
その言葉に大きく頷き、
私はベットから降りて立とう。。とした。
『痛っ。。』
文字数。恨む。
Ps.2話使っちゃうね。ごめん!
月夜。
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月夜-駄作者-@すとぷにてぃー(プロフ) - カナリアさん» ありがとうございます!るぅかちゃんお兄ちゃん似ですよね。。! (2019年10月9日 6時) (レス) id: 653a362f20 (このIDを非表示/違反報告)
月夜-駄作者-@すとぷにてぃー(プロフ) - 名無し20577号さん» ありがとうございます! (2019年10月9日 6時) (レス) id: 653a362f20 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 不林世好も怖いけどるぅかちゃんもっと怖いw更新楽しみにしています! (2019年8月10日 17時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20577号(プロフ) - 面白いです!頑張れ! (2019年8月10日 14時) (レス) id: f191b9901a (このIDを非表示/違反報告)
月夜-駄作者-@すとぷにてぃー(プロフ) - 古都さん» いるでしょーwるぅかの潰し方以外だし (2019年8月7日 5時) (レス) id: 653a362f20 (このIDを非表示/違反報告)
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