【ranfren】ずっといっしょがいい。【学パロ】 (ページ5)

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あの最初の事件から今日で早い物で1週間だ

朝1番に学校に来たAはそう思いながらボーっとカレンダーを眺めていた

あのイカレ野郎とその家族のことは結局両親に話せずにいた

それにきっとすぐに日本に帰れると思っていたし、日本に帰れなくてもきっとすぐにこんなところおさらばすると思っていた

とりあえず今は程良い距離感を保ちながら穏便に過ごしていきたいところだな…

そんな事を考えていると教室のドアが開いて…噂をすればアイツらが来たみたいだ。

「A〜おはよう！！今日の4限はすごく楽しい事があるね！わかるよね？！」

『ああ…カエルを解剖するんだっけ』

ダルは今日をすごく楽しみにしてて、昨日も食事中にあんまりでかい声で話すので教室から人が出払って3人で食べて気まずかった

「そう！だから私は理科室に手伝いに行ってくるから、サトルとAお留守番よろしくね〜♪」

『え、ちょ』

そう言ってるんるんでダルは教室を出ていく

き、気まずい…！

アイツは馬鹿なのか！？どう考えても私とサトルくんで話が盛り上がる訳無いだろ！この無自覚サイコムードメーカーが！！！

そう思いながらぎこちなく横を向くと貼り付けた笑顔のサトルくんがいた

絶対私の事嫌いなんだろうな……

『あー…はは、ダルっておもしr「気安くダルの名前を呼ぶな！」ぇ…』

話題を振ろうとしたら何故か地雷だったのかカッターを向けられる。冗談キツいよ

「なんなんだお前、急にやってきたかと思えば僕とダルの関係をめちゃくちゃにしやがって。僕の方がダルの事理解してるし、付き合いだって長いのに、なのに、なのに何でお前なんかが」

『うるさいよサトル』

「…は？」

『うるさいって言ったの聞こえなかった？…別に私はそんなつもりで転校してから今まで過ごしてきた訳じゃ無いし、第一勝手にダルが絡んでくるだけじゃん。それはダルに言ってよ』

「ﾁｯ…」

そう一言デカめの舌打ちをしてサトルは席に座った。

…めっちゃびっくりした……あんな余裕ありそうに対応しちゃったけど、正直冷や汗がめちゃくちゃ流れた気がする

ちょっと脳が混乱しているから整理するけれど、サトルはダルの事が好きなのか？それでダルが私に興味津々なのが気に食わないって事か…

いやなんだか申し訳ないな…でもやっぱり私のせいじゃ無いよな……

「ただいま〜！ってあれ、どうしたの2人とも？」

そんな人の気も知らず意気揚々と入ってくるダル

全く先が心配だな…