11こ目 ページ12
朝のジョギングから帰ると、いつもの様に朝食をいただく。
そこから仕事の報告書や現地に出向いていく。
雑魚の吸血鬼を片し、目撃者の記憶操作などをしていく。
そうこうしているうちに夕方になってしまった
家に帰ると既にスティーブンがきているらしい。
家主より早く応接室にいるのはどうかと思う。
私は今朝買ったばかりのペンダントと持ち応接室に向かった
「やあ、A。お疲れ様」
『家主より先にいる客は見たことねぇよ。たく、最近来なかったから今日も来ないと思っていたんだがな』
「ああ、昨日まで吸血鬼が二人も裂け目から出てきてね。」
『ほお、大変だったな』
「全くだよ。ああ、疲れた」
ソファーに沈み込む彼はまるで自室にいるかのようだ。
そんな彼を尻目に向かい側のソファーに私も座った。手に顔を置き、まじまじと見てみると目が合う
「え…何?」
『ん〜、なんかイケメンになったよな、って思って』
彼は一瞬キョトンとした後、ちょっとずつ赤くなった。
「…そういうことは、好きな人に言いなさい」
『…スティーブン君、君ティーンエンジャーなの?』
「はあ?なんでそうなるんだよ」
『いや、反応があまりにも初心すぎて…なんか色々と心配になるなぁ』
「ツッコミどころが多すぎるし、そんな信用ないの?僕」
まだ少し赤い顔を片手で隠しながら彼は項垂れた。
それに、苦笑いを返した後ポケットからペンダントを取り出し気配を消して彼の首にかけた。
『信用はしてるけど、心配にはなるよ。頑張りすぎだよ?お兄ちゃん』
「そうかなぁ、って何これ」
『か弱き美少女で君の親友からの愛のこもったお守り。』
「…まったく、可愛い事してくれるじゃないか」
『私はいつでも可愛いさ。あ、それ結構高かったから肌身放さず付けといてね』
「はぁ、分かりましたよ。お姫様」
『……なーんか、ムカつくなぁ』
「ええ」
大崩落まで
後1年
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UTA - すごく面白かったです!後半にかけてすごく面白くなっていたので続きが読めないのは残念ですが素晴らしい作品を書いてくださってありがとうございました!!別作品期待してます! (2019年4月28日 19時) (レス) id: b28bd8f6cb (このIDを非表示/違反報告)
。。 - オリジナルフラグ外して下さい違反です。 (2019年2月9日 13時) (レス) id: 8099c9656f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くるクラ | 作成日時:2019年2月9日 12時