背中にあった翼はどこにもなくて…。【男主】

14歩目 ページ15

影山と日向が龍のお姉さんに乗せてってもらっている頃、


おれ達は、ちょうど梟谷と試合をしていた。


相手のマッチポイントか…

澤村｢7番！｣
｢ブロック１枚。｣

トンッ
田中｢西谷ー、ナイスレシーブ！｣

木兎｢レフトだ、レフトー。｣
A｢スガさん!!ライトォォォ！｣

｢｢｢｢!?｣｣｣｣｣

A｢っ、あっやべ…。｣(タイミング合わなかったし、コントロールできてねぇ！)

ボコッ
ピピーッ

A｢…やっぱり、ライン越えた…。｣(ズーン

(((なんでこうも、うちのエース共はガラスのハートなんだ!?)))


田中｢…ふっははっ、なんだよ今のww
めっちゃ決める雰囲気醸し出してたくせに…www｣
(((田中ー!?!?)))
A｢っ、うるせぇ！///

次の試合、ぜってぇ龍より点取ってやる!!｣

田中｢上等じゃねぇか…！やんのかコラ!?｣
A｢やるんだよ！｣

赤葦｢13番、頭角を現してきましたね。｣
木兎｢やっぱり！そう思うよなー！あの1番背高いやつ結構上手いぜ、あれは!!｣



武田｢流石に強いですね。｣
烏養｢ああ。
うちのチームが不調な訳じゃねぇ、これが全国やつなんたやつなんだろ。｣


｢ナイッサー！｣
バシッ

あれが、サーブに力いれてるっていう生川高校…
いいジャンプサーブ打つねぇ。
あっちの森然高校は、コンビネーションがピカイチだな。

因縁ってやつの音駒高校は、とにかく拾う、特に夜久さんって人のレシーブはきれいだ。

その相手が、大エース率いる梟谷学園。
うわぁっ、めっちゃいいスパイク打つし!?
すごっ！


でも、

全国行くためにも、おれらはこの人達と渡り合えなきゃならねぇ…。



今のおれと昔のおれは違う…。


今までの感覚を戻すのと同時に変わらなくちゃならねぇな、こりゃ。



目の前のレベルの高さに

ぐっと拳を握った。

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