寝ている子は人気者

気になるもの ページ3

それから数日
レイン「起きろ」
『いたっ』

僕はレインに頭をたたかれ起きる…もう少し優しい起こし方はないのか

『…』

痛みというのは不便だ…痛みがなければ今も僕は寝ていられただろう…

『姉ちゃんに会いたい…』
レイン「昨日会っただろ」
『…』
レイン「俺はそろそろ行くから起きてろよ」
『わかった…覚えてたら』

…さて僕も授業に行かないとな…僕は将来魔法局で働くつもりだ。その理由はなんと言っても姉ちゃんがいるからだ！…それにカルドさんから卒業したら働かないかと声をかけられた…つまり僕は就職に困らないということだ…

『…』
??「…！」

僕は誰かとぶつかる…フラついていたのが悪いな

『ごめん』
??「…」

怒っているのか…相手は無表情だ

??「A・ヘイルストーン…2年の首席」

…わぁー、凄い僕知られてる

『…』

これ…僕が思っている以上に怒っている可能性ない？
固有魔法使って逃げるか？
…僕の固有魔法は相手を眠らせること…そして眠らせた相手は僕が自由に動かすことが出来る…一見強そうに見えるが…相手が警戒してると発動は出来ない…つまり油断をさせてからじゃない無理だ
…質のいい睡眠はリラックス出来ないといけないって言うだろ…それと同じ原理だ

そんなことを考えていると相手はいきなり自分を殴った…えぇ…そういう趣味？

『いた…』

何故か…殴られたような感覚がある
僕に触れずに攻撃を…

『…げぇ！』
??「…？」
『すげぇ！…どうやったの！！…固有魔法？それとも魔道具？』
??「…え」
『自分の痛みを相手にやるって感じ？…君は一切傷ついてないよね…どうして！』
??「僕が怖くないの」
『怖い…なんで？』
??「…雑魚はいつも僕を怖がるのに」
『…少なくとも僕は面白いと思う』
??「変わってる」
『ありがとう』
??「…」

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