世界が変わった日 (ページ24)

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華麗なる女神ページ24

先輩はどうやら高校から、こっちに来たらしい。

先輩曰く、高校はまだ...安全らしい。

避難用のシャッターをして、奴らの侵入を防いでいた。

だが、分からない。もしかしたら奴らが侵入しているかも知れない。

真紀さんは予定を変更して、高校へと向かう事にした。

私、真紀さん、先輩と桜舞と秀夜くんを乗せて高校へといった。

でも違和感を感じる。

昨日から奴らの姿を見ていない。学校内では別で、外では見ていない。

でも、その理由は高校に着いた時に分かった。

高校に着いた。でも、ドアは開けない。

奴らが沢山いる。

ざっと200...はいると思う。そして

例えるならば、地獄だ。

先輩は「学校を出た時はこんなにいなかった」
て言っていた。

集まった理由は多分、中にいる人だろう。

それを求め、奴らが集まった.....と、私は思う

暫くすると真紀さんが

「あなた達は、車の中にいて、少し....危ないから....」

と、言って、車を奴らの近くで止めた。

真紀さんは車から降り、後ろに向かった。

そして、再び私達の前に姿を現したが、

真紀さんの手には、機関銃らしきものがあり、

腰には、刀か剣を提げていた。

真紀さんは、口笛を鳴らした。

その音に気付いたのか、奴らが真紀さんを見た。

そして、唸り声をだした。

奴らは、真紀さんの方へと向かっていった。

真紀さんは、

「さぁ！清掃の時間よ！」

と言い、機関銃を奴らの大群めがけて撃った。

そして、ほとんどの奴らが倒れていった。

機関銃の弾が無くなったのか、真紀さんは機関銃を地面に置き、次は鞘を持った。

鞘の中から現れたのは刀だった。

真紀さんは、刀を構えると一気に斬り倒していった。

そして、奴らは全て倒れた。

車の中から小さな拍手があがり、同時に

「真紀さんは怒らしてはいけない」

という雰囲気があがった。

まるで、真紀さんはフランス革命で活躍した

ジャンヌ・ダルクのようだった。

都市部の駐屯地が壊滅に陥った。

大都市の駐屯地はまだ、大丈夫だ。

そして、日本の人口はわずか100人程度

死者、感染者、合わせて1億はくだらない。

日本以外の国々は、不死身の集団と激戦しているらしい。

ある国は、奴ら用の街を用意し、そこにおびき寄せた。だが、失敗し壊滅した。

この先、未来はあるのか。

この終焉の世界に終止符を切れるのか。

それは、誰にも分からない。