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そのまま私が口を挟む隙を与えてくれずに楽屋へと帰ってきた。オマケに田中樹も。随分と爆弾みたいなオマケだな。
「…………」
「……………………」
私に背を向けながら黙り込む田中樹。やけに重苦しい空気で、スマホを触るのすら許されないみたいな空気だった。あなた、女と二人きりってヤバいんじゃないの、私まだココにいたいよ。念を送っても当然届かず、気まずい空気が長い時間続いていた。手持ち無沙汰な私は、ただひたすらに目元を買ったばかりの水で冷やしているけど、そろそろこの水もぬるくなってきたところだ。
「じゅ、樹くん…？ 」
「……はい、」
「、あ、あのね、これは……」
「無理して話さなくていいですから、」
ずっとこの調子。違うんだよ、逆に私は話したくてたまらないよ。優しい子って言うのはよく聞いてたけど、そんなにガチガチじゃなくてもいいんじゃないのかな、だって私、あの渡辺の姉だぞ。
おい帆乃花。お前が席を外してたおかげでとんでもないことになったんだぞ、早く帰ってこいよ。そろそろしんどいし新しい水が欲しいよ。
「樹くん」
「…はい」
「お話、聞いてくれる？ 」
「……はい」
翔太と仲がいい樹くんの事だから、私の話もたくさん聞いてるはず。もしかしたら、お節介で守ってやってねって言われてるかもしれない。だとしたら彼の行動は正解だし、きっと内心はパニックになってるだろう。先輩の家族で女優、彼にとっても大きな爆弾なんだから。
「これ、泣かされたわけじゃないんだ、」
「、え？ 」
「ドラマ見て泣いちゃったの、ほら、最近話題のさ」
話を聞くためにこっちを向いてくれたその目は瞬く間に大きくなった。
「でもね、泣き顔見られたくなかったから助かったよ、ありがとう」
緊張の糸が解けたせいか、目元が潤んできている綺麗な目。あと数秒したら、その潤いは頬を伝ってしまうだろう。ビックリしたね、ごめんね。
「お水買ってくるね、お仕事の時間はまだ大丈夫？ 」
「、はい、」
「良かった」
二回目。財布とスマホを持ってそっと楽屋を離れる。開いたトーク画面の上には渡辺翔太の文字。「樹くんとご飯にいっておいで」の一文だけを送ってマネー決済の画面を開く。特有の音が鳴って飲み物が落ちてくる。今度は手前に落ちてきてくれたからすぐに取り出せた。
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風呂(プロフ) - きゃんでぃさん» 変な脳内変換してバグ起きてました……すいません、それです……田舎育ちがバレちゃう……ありがとうございます;; (2022年12月19日 8時) (
レス) id: 8fada28824 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃ(プロフ) - いつも更新を楽しみに待っています！すみません気になってしまったので、お尋ねしたいんですが、Twitterのページで話してる「アグネス」って「agnes b（アニエスベー）」のことでしょうか？別のブランドのことだったら申し訳ございません。 (2022年12月19日 1時) (レス) @page11 id: 1bd38551d7 (このIDを非表示/違反報告)
風呂(プロフ) - まり姉さん» ご指摘ありがとうございます…！こちらのミスで重複した内容を投稿してしまっておりました。訂正させて頂きましたのでご確認いただければと思います。失礼しました……;; (2022年12月18日 14時) (レス) @page7 id: 8fada28824 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ページ4と5が同じ内容ですよ？？ (2022年12月18日 13時) (レス) @page4 id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風呂 | 作成日時：2022年12月17日 16時
