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混乱に乗じて誰かがSNSで発信してしまったらしい情報元を頼りに、めんどくさいマスコミがやってきてしまった。きっと、過剰に彼らが反応している理由は、帆乃花。聞き馴染みのない女の名前を餌と認識してしまったのだろう。残念、私の敏腕マネージャーである。
「いや、万葵はそのまま東京に戻るのでそのままでいいです。マスコミには後日説明つけますんで。」
「ですが……」
「私の名前ですよね、それならもう涼太から説明させてください。本名バレなんて、承知の上ですから。」
着替え終えたらしい四人が階段をかけ登っていく。そしてまた、マイクを通した声が聞こえた。
『いや〜、まさか“すみれ組”がいると思わなかったわ〜』
『聞いてるー？ Aちゃん、帆乃花ちゃーん！ お仕事頑張ってねー！！ 』
『まさかプライベートでわざわざ来てくれるなんてね』
必殺仕事人とは彼らのことだと思う。私たちが望むことを、全部やってくれたんだから。
『ちょ、ゆり組早っ！？ 』
『見た？ あんなにガンダッシュの舘様見たことないよ？ 』
『絶対みんなレポ書くじゃん、ゆり組てぇてぇって！！ 』
『いや、すみれ組もいい勝負でしょ、今日なんてお揃いのブーツ履いてましたからね？ 』
ドタドタドタ。誰の足音か判別する前に、背後からの衝撃でその思考はかき消された。汗で湿った髪の毛と肌が、ゼロ距離で密着している。いつの間にか差が開いていた身長差を身をもって体感させてくるように、包み込んできた。
「そんな急がなくても、」
「っ、聞いてない」
「だってさっき決めたからね」
「……いつ着いたの」
「19時くらいかなあ、楽屋に花とプレゼントを置くだけのつもりだったから」
もごつきながらも質問攻めにしてくるひっつき虫さん。人前でも二人きりでも滅多にこんなことをしてこないから、慣れないシチュエーションに若干ドギマギしている。抱きついてきたくせに、体幹が弱くてふらついた私を瞬時に支えたのは、そんなことも見越している確信犯ならではなんだろう。
「ね、着替えなくていいの？ 」
「…………まだいい」
「え〜…スタイリストさん困ってるよー」
「……だって離したら帰るでしょ」
「そりゃお仕事があるからね、帰らなきゃ」
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風呂(プロフ) - きゃんでぃさん» 変な脳内変換してバグ起きてました……すいません、それです……田舎育ちがバレちゃう……ありがとうございます;; (2022年12月19日 8時) (
レス) id: 8fada28824 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃ(プロフ) - いつも更新を楽しみに待っています！すみません気になってしまったので、お尋ねしたいんですが、Twitterのページで話してる「アグネス」って「agnes b（アニエスベー）」のことでしょうか？別のブランドのことだったら申し訳ございません。 (2022年12月19日 1時) (レス) @page11 id: 1bd38551d7 (このIDを非表示/違反報告)
風呂(プロフ) - まり姉さん» ご指摘ありがとうございます…！こちらのミスで重複した内容を投稿してしまっておりました。訂正させて頂きましたのでご確認いただければと思います。失礼しました……;; (2022年12月18日 14時) (レス) @page7 id: 8fada28824 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ページ4と5が同じ内容ですよ？？ (2022年12月18日 13時) (レス) @page4 id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風呂 | 作成日時：2022年12月17日 16時
