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「あっぶね〜……てっきり泣き出すかと思って焦ったわ……」
「なんでこんなことで泣かなきゃいけないわけ？ 」
「いや、俺もそう思ったよ」
「涼太くんまで？ 」
「さっ。佐久間、ちょっとお話しよっか」
「んげっ……」
「これどーいうことなの？ 」
「で、でもでも、嬉しかったでしょ？ 」
「疲れてぽやぽやしてる帆乃ちゃんにやらせるのは卑怯だよ」
「しかもメガネで髪の毛下ろしてる帆乃ちゃんなんてレアやで？！ 」
「だからでしょ！ こーいうことできんの、今しかないからじゃん！ 」
「……あ、さては誤魔化そうとしてた？ 」
「…………いやぁ？ 」
「お前、さっくん呼びされてたろ」
「あ、確かに」
「呼び方を変えてもらったことが違和感にならないように仕向けただろ」
「……逃げろっ！ 」
「お前な〜！！！！ 」
「おい、佐久間のせいでこちとら無駄に焦ったんだぞ」
「心臓止まるかと思ったんだから」
あっちもこっちもメンバー。えぇっ！？ 俺そんなに悪いことしたかなぁ！？？
「え、でもさ、なんて呼ぶかは帆乃花ちゃんが決めたんでしょ？ 」
そうそう！！ 流石は阿部ちゃん！！ 俺は呼び方を変えてみよー！って言っただけで……
「……あれ、帆乃ちゃん、」
「もしかして確信犯？ 」
「なはははっ！！ みんなの反応やっぱおもろいねー！！ 」
「たまには可愛い私でもいいでしょ？ 」
帆乃花、逮捕！！！
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作者名：風呂 | 作成日時：2023年1月29日 15時
