ぶりっ子ぶっていたら有名歌い手になっちゃいましたぁぁぁ！【すとぷり】

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〜Aside〜

私が教室に戻るとクラスメイトたちは急に静まり返り、じっと私を見ていた。

モブ美「ねぇ、あの子、南さんをカッターで…」ｺｿ…

モブ子「聞いた聞いた！やばいよね…あと、莉犬くんを怒らせたみたい…」ｺｿ…

ヒソヒソ声がしんとした教室に響き渡った。

そりゃそうだよね、、、カッターで切ったなんて知られたら…w

嫌われたいから、別にこれでいいはずなのに…胸がぎゅうぎゅうと締め付けられる。

私は意をけして、席に座ると、隣の席の水色の髪の男の子がジロっとこっちをにらんだ。

明莉はというと、こっちを向いてにやぁっと不敵な笑みをうかべていた。

それから、、放課後までずっとそんな感じで気まずい雰囲気が流れていた。

〜放課後〜

ふぅぅぅ…初日からぶりっ子もキッついな…

私は学校から帰ったら直ぐに自分の部屋に向かってスマホを見た。

…あ、配信やんないと…

私は、ついさっきまで忘れていた配信の存在に気づいた。
私もこれでも歌い手をやっていて、リスナーもいる。

ネットだけが今の私には生き甲斐なのかもしれない。

『みんな〜！わここる〜！！』

「わここる！」
「待ってたよ〜！」
「わこ！！」

挨拶をするとすぐに視聴数がのび、お茶とコメントが流れ出した。

『今日から新学期だったんだ〜！つかれたぁ…みんな学校とか仕事始まったのかな〜？』

「始まったよ〜(；＿；)」
「始まった！私も疲れた、」
「新学期だったよ〜」

軽快に流れるコメントを人通り眺めると、今日学校であった出来事も忘れられるみたいで、とてつもなく幸せだった。

『お！みんなも始まってたみたいだね〜´`*おつかれ！じゃあ今日も歌っちゃおっかな〜！』

私は、そう言うと、音楽を付けた。
その曲は…「あの夏が飽和する」だ。

なんだか今日はこんな曲が歌いたくなっちゃったw

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〜一通り色んな曲を歌い終わる〜

『お、もうこんな時間か〜、じゃあ、寂しいけど！おつこる〜！！明日も頑張ろ！』

枠が終わった。楽しかった、

私はこれでも有名な方で、YouTubeのチャンネル登録者は100万人を超えていた。

はぁぁ、明日も学校か、

枠が終わった直後、明日への絶望感が私を襲ってきた。

でも、やらないといけないんだ！と心に叩きつけて、明日の準備をしようとした。

…その時、

母「Aちょっといい？｣

8→←6(莉犬side)

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