ぶりっ子ぶっていたら有名歌い手になっちゃいましたぁぁぁ！【すとぷり】

13 ページ15

〜Aside〜

…終わった。

さとみさんとジェルさんと目が合って自分の姿を自覚した瞬間私は悟った。

そして、話してしまった……

「馬鹿にするわけがない！」って言ってくれたけど。どうしても信用が出来ないんだ。

昔、そう言ってくれた子はみんないじめっ子へと変わっていった。もちろん、私のせいで。

そう……全て私がでしゃばってしまったから。

明莉があんなふうになってしまったのも私のせいだ。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【昔】

『ねーねー！あかりちゃん！』

あ「どぉしたの？Aちゃん！」

『わたしね！いいこと考えたの！』

あ「なぁに？」

『いっしょに泥団子作ろうよ！』

あ「いいよ！！楽しそう！」

そんな会話をして私達は一日中遊んでたっけな…

泥まみれになるのも楽しかった。
でも…ある日…

あ「ねぇ、Aさぁ。なんであんなことするの？」

『え、なんの事？』

あ「私の好きだった男子取ったでしょ。」

『え…？』

あ「あの人の好きな人を聞いたの。そしたらお前の名前が出てきたの、、、」

『…？！』

あ「あんたなんてブスなのになんであんたなのよ。昔からそうだけど、ほんとうざい。消えればいいのに。」

そう言い放たれた。あの日…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

でしゃばりすぎてまた同じ過ち…意味わかんない。

そんなことを考えると、自然と涙がこぼれ落ちた。

ああ…何泣いてんだろw

さ・ジ「A(ジ｢ちゃん｣)？！」

びっくりしたように2人は私の名前を呼ぶ。

『…もう、出ていってください。お願いします、ごめんなさい、』

私はそう言った。

辛かった。

そんな自分が憎くてにくくてしょうがなかった。

…パタン

ドアが閉まる音がした。

ほらね、私はまた一人ぼっちだ。

14→←12(さとみside)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す