歩いてみた ページ4
とりあえず周囲を探索してみよう、と歩き出して数分後。
結論を言うと、この島はどうやらかなり小さな無人島のようだ。
×印のところへものの数分で戻ってきた。
背後にあった南国植物の群れは島の真ん中にある林のようなもので、それ以外は何もない。
こうなってくると益々訳が分からなくなってくる。
自宅で眠ってたはずなのに気付いたら無人島に漂着していましたって、どういう状況？
うんうん頭を悩ませていると、突然目の前に小さな光の塊が静かに降ってきた。
いや、比喩とかそんなんじゃなく。
本当に目の前にピンポン玉ぐらいの小さな光の玉が浮かんでいるのだ。
「！？」
既に遭難紛いの状態になっているのに、更に変なことが起きるのではないかという不安が
頭を過り、とりあえず光から離れる。
厄介ごとには巻き込まれたくないんだもんよ。
光の塊は徐々に人の形になっていき、やがて光だけが消えたその場にはどちゃくそ美人で大きなお姉様が立っていた。
大体２メートルくらいはあるんじゃないかな。
え、は？ めっちゃ美人。じゃなくて、なんで光が人になった！？ 何、人外なのこのお姉様！？ ていうかデカ！！
目の前で起こった事に脳内が大パニックを起こしていると、お姉様がこちらを見てニコリと柔らかく微笑んだ。
うおお、こっちを認識した！！
美しい微笑に思わずビクッと震えて身構える。
オロオロしていると、お姉様は音もなく私の元に近付いてきてそっと頭を撫でてきた。
あ、いい匂いする。
って、いやいやいや、そんな変態じみた事考えてる場合じゃなくて！！
「あ、あのっ！」
とりあえず突然現れた、何か知ってそうなこのお姉様に私の現状を説明しようと声を上げた時に、ふと気付いた。
私の声はこんなに高かったか？
口を噤んで思わず喉を触る。それをしたところで変わるわけではないが、自然とそうしてしまうのは防衛本能のようなものが働いているからだろうか。
首を傾げているとお姉様はクスクスと楽しそうに笑った。
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＠今宵 - 凄く面白いです！ゆっくりでいいので続き書いてくれたら嬉しいです( (2021年3月7日 7時) (
レス) id: 8ace50b083 (このIDを非表示/違反報告)
寝月縁(プロフ) - 犬猫さん» 犬猫様コメントありがとうございます！！遅筆ですが頑張ります！！ (2020年8月10日 17時) (レス) id: 3ddcff7d04 (このIDを非表示/違反報告)
犬猫 - 続きが楽しみです！更新頑張ってください。 (2020年8月8日 20時) (レス) id: e9cd7e7d30 (このIDを非表示/違反報告)
寝月縁(プロフ) - MAERさん» MAER様ありがとうございます！！嬉しいお言葉を励みに、頑張って更新していきます！！ (2020年8月1日 23時) (レス) id: 3ddcff7d04 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 面白いです!更新頑張って下さい､､! (2020年7月30日 14時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寝月縁 | 作成日時：2020年6月28日 2時
