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｢おーい、ルフィ！直ったぞー！｣
｢本当か!?今行くっ！｣
いつもより静かな夕食が終わった頃だった。
1人、軽食を食べつつ篭っていたフランキーが彼女の修理の終了を告げた
たらふく食べたルフィは体型を元に戻してフランキーの元へととんで行った。
残された7名は急いで片付けを終え、ルフィの後を追って工房へとはいると、工房中心に眠った彼女が横たえてあり、そして船長はもう、つつきはせずに隣で大人しく待っている。
｢フランキー、こいついつ起きるんだ？｣
｢そろそろ起きるはずだが……｣
｢でもこうやってみると機械だなんて信じられないほどお綺麗ですよねぇ｣
｢だよなぁさっきの見てもまだ半分信じられないぜ｣
｢さすがフランキー、傷あと一つないわね！｣
｢そりゃ俺様だからな。ちとこいつの体内も調べては見たが…｣
｢あっ！おいお前！｣
フランキーの話を途中で遮ったのはルフィだった。
彼女が目を開けたのだ。
数回の瞬きの後、辺りを見渡してルフィの目を覗く。
｢おはようございます。マスター｣
｢よかったな！お前！うちのフランキーが治してくれたんだぞ！｣
｢フランキー…｣
ルフィの指さした船大工をじっと見つめてただ一言｢ありがとうございます｣と放った。
｢やっぱり、機械だからかしら。人間とは少し違うみたい。上手くできたロボット…みたいな…｣
ナミが小声でウソップに耳打ちすると聞いていたチョッパーが目を輝かせた。
｢お前、ロボットなのか!?｣
｢いいえ、私は人造人間。｣
｢人造人間って…｣
｢Dr.ベガパンクの研究をどこぞの開発者が完成させた人造人間。私は人間だけれど、知性と体力しか与えられていないのです｣
｢…！｣
皆が驚く中、ロビンはやはりそうねと1人で納得していた。Dr.ベガパンクでなければ実現できるほどの研究を成し得るはずがないのだ。
｢ってことは…？｣
黙るロビンを他所に見守る年上組の前でワイワイ好きなナミやチョッパー、ルフィやウソップは質問しようと詰め寄る。
｢何を学ぶかによって私の生き様は異なります。生まれてからもう2年経つけれど初期設定しか私はまだ知りません｣
｢じゃー、例えばお前、感情とかはあるのか？｣とウソップに
｢感じることができます、が私はまだ感じたことがないのでないと言っても良いでしょう。｣言葉しか知ら
ぬ彼女は的確に返す。
｢じゃあ、お腹とかはすく？｣
｢それは俺が応えよう｣
口を開きかけた彼女を遮ったのはフランキーだった。
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作者名：ロア | 作成日時：2019年8月11日 15時
