Episode 4 ページ5
サボside
俺の隣、いや斜め後ろを不安そうに歩いているこのAって女と俺が出会ったのはつい先程のことだった。
俺はとある任務でこの島に来ていた。
グランドラインから外れた小さな島だがそれなりに栄えている。
簡単な内容だったため今回はコアラとは別行動。
仕事は早く終わらせたい俺は初日でほとんど任務を完了したんだが…
正直、予定より3日も早く帰るとなるとドラゴンさんへの報告がキツい。
コアラがいないなら尚更だ。自分で報告しなきゃならねぇからな。
やることもなく時間を潰す方法を考えていたとき
俺は懐かしい音を聞いた気がした。
いや、確かに聞こえる。笛の音からしき音が
すっと心臓に入り込んでくるみたいだ
よくわからないかすかに聞こえるその音に惹き付けられ、気づいたら俺は無意識に森へ向かっていた。
少し歩くと森の少し開けたところ出た。
そこに女が1人座って俺がたどっていた音を奏でているのが見えた。
幸せそうに吹くそいつは妖精みたいだった。
銀色の綺麗な髪がかすかに風でなびいている。目を閉じているから瞳こそ見えないがきっと綺麗な色してるんだろうなぁなんて思って恥ずかしくなった。
急に俺は何考えてるんだ。
こうやって覗き見してるなんて仕事以外じゃ犯罪だ。でも、俺は食い入るようにその女を見ていた。目が離せない。
そしてその女の目の前に俺はいつの間にかそっと近づいていた。
こっそりとじゃなきゃ多分いいだろ。上手かったって言って少し聞かせてもらえばそれでいいよな。
そしたら時間が潰せるなんて言い訳を考えてながら。
するとそいつはそっと目を開けて飛び上がるようにして立ち上がった。
当たり前だが演奏をやめて音が消えた。
そいつがびっくりして演奏をやめたってわかっているのに俺の手は音を鳴らし、口は勝手に喋り出す。
「いい音だった。なんでやめちまうんだ？」
バカか俺は。我ながら呆れる。考えればすぐわかるじゃねぇか。するとそいつは海のような瞳でじっと俺を見つめた後俺について尋ねてきた。
簡単に自己紹介したものの完全に俺を警戒している。当たり前だがやらかした。
気にしないふりをして名前を聞くとAと名乗った。どっかで聞いたような名前だがさっぱり思い出せない。
でも、俺は名前を教えてくれるなら俺をすごく警戒してる訳でもないのかもしれねぇと思うとすごく嬉しくて何を血迷ったのか知らねぇが会ったばかりの初対面のAを街に誘ったのだった。
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ロア(プロフ) - 米さん» 米さぁぁぁん(´:ω:`)ありがとうございます!! (2018年8月30日 20時) (
レス) id: 774ed563f3 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます。活動、頑張って下さい！(*´-`) (2018年8月30日 18時) (レス) id: 3bb50071f4 (このIDを非表示/違反報告)
とう - 気持ち悪い。ていうかBL好きじゃないならわざわざ回答すんじゃねーよ。迷惑。 (2018年8月24日 8時) (レス) id: 54b9eb9af8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア＊ONE PIECE同盟(プロフ) - ちょこさん» そんな...！めちゃくそ嬉しいですありがとうございます(*ﾟｰﾟ*) (2018年8月12日 14時) (レス) id: 774ed563f3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - はわぁ…！めちゃくちゃ好きで、最初から最新話まで一気読みしてました…次の展開も楽しみにしてます！ (2018年8月11日 17時) (レス) id: 66aa572f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロア | 作成日時：2018年6月30日 17時
