Episode 19 ページ20
サボside
戸惑っているとあちらも俺を見つけたらしくルフィの声が響いてきた。
「サボォォォォ！？」
途端に船はこちらに向けて急接近。
「ルフィ！なんでお前がここにいるんだ？」
甲板に向けて叫ぶと手すりから顔を出しルフィが俺を見下ろした。
「俺の仲間が昨日連れてかれたんだ！だから俺がそいつらをぶっ飛ばす！」
昨日ってそういやあの海賊船が来た日だった。
近くの島からも他の女を攫ってきているのか…！？
「でも、どうしてまたサボがこんな所へ？」
ロビンさんがルフィの隣で不思議そうに頬に手を添える
「俺の……知り合いも連れ去られたんだよ!!」
大切な人、なんて言えるわけもなく俺は続けた
「十中八九、ルフィの仲間も俺の知り合いと同じヤツらに連れていかれたんだ！行き先は同じだ！そっちに乗せてくれないか！？」
「そ、そうなのか！？よし、サボ！掴まれっ！」
するとすぐにルフィがこちらに腕を伸ばす。
俺はその手に掴まり手が縮む勢いで乗船した。
大きな船の方が移動は速いし船を見つけるにも都合がいい。
「ありがとう、ルフィ。」
「気にすんな！それより早くナミ達を見つけねぇと…！」
そこへロビンさんと緑髪の男が近づいてきた。
「ロビン！ババロア！」
「ロロノアだよ！」
「相変わらずね、サボ」
クスクスと笑ったロビンさんだったがすぐに真剣な顔になり、「ところで…知り合いってことはコアラではないみたいだけど、一体誰が連れ去られたの？」
と聞いてきた。
そして俺は任務先で偶然出会った人と親しくなり、一緒にいたのだが離れてしまって連れ去られてしまったと半分以上嘘の状況を説明した。
俺がAが好きだとか言えるわけがないとか、なんとなく弟の前で情けない姿を見せたくなかったとかそんな利己的な理由で。
「…なるほどね。相手の情報はあるの？」
俺も周りのクルーも神妙な顔をして地平線を睨みつける。
俺はコアラから海賊船について聞き出した時のことについて話した。
でも、肝心の名前を聞いていない。
人身売買の話を聞いて苛立った俺はそのあとのコアラの話をあまり良く聞かずにすぐに切ってしまったのだ。
本当に情けない
「なんていう海賊かは俺もよくわからないが人身売買に通じているのは確かだ。」
そう言うと
「誰だろうと関係ねぇ！必ず俺がぶっ飛ばしてナミを助ける！」
俺に負けず苛立った様子のルフィが叫ぶ。
「あぁ、そうだな必ず助け出さねぇと…！」
俺は再び真っ青な水平線を睨んだ。
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ロア(プロフ) - 米さん» 米さぁぁぁん(´:ω:`)ありがとうございます!! (2018年8月30日 20時) (
レス) id: 774ed563f3 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます。活動、頑張って下さい！(*´-`) (2018年8月30日 18時) (レス) id: 3bb50071f4 (このIDを非表示/違反報告)
とう - 気持ち悪い。ていうかBL好きじゃないならわざわざ回答すんじゃねーよ。迷惑。 (2018年8月24日 8時) (レス) id: 54b9eb9af8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア＊ONE PIECE同盟(プロフ) - ちょこさん» そんな...！めちゃくそ嬉しいですありがとうございます(*ﾟｰﾟ*) (2018年8月12日 14時) (レス) id: 774ed563f3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - はわぁ…！めちゃくちゃ好きで、最初から最新話まで一気読みしてました…次の展開も楽しみにしてます！ (2018年8月11日 17時) (レス) id: 66aa572f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロア | 作成日時：2018年6月30日 17時
