RAMPAGE Family

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(A)



『なんかね、3人の応援してる声聞こえて、背中押されてる感覚して、走れたww』

アナウンス「只今の競技100mのタイム。校内新記録出ました。」

『まじか…』

愛「Aやばいねww」

次は、樹と翔平のクラス対抗800mリレー
同じアンカーらしいよ。


『これ、どっち応援するべき？』

愛「私はもちろん翔平」

『ふふ、私は樹。いや、でもさ、家族だしさww』

『でも樹かww』

愛「自問自答で解決すんなやw」

『ごめんww』

ずっと翔平のクラスと私たちのクラスが競ってる。
アンカーになるタイミングは、少し翔平たちのクラスがリード。
でも翔平と樹は並んで走ってる。

『樹！頑張れ！』

愛「翔平！行け！」

判定がきわどいところ。

『これ、どっち…』

愛「わかんないねw」

『なんか、お互い、同じことしてるけどw』

愛「2人が肩組むって珍しくない！？」

『確かに』

愛「えぇ、どっち。」

『…樹…ガッツポーズしてる。』

『ってことは！？私たちのクラス！！』

愛「翔平惜しかったな〜」

『後で慰めてあげなww』

愛「私はそれしかできません〜w」


樹「疲れた！」

しょへ「疲れた」

『お疲れ様』

愛「お疲れ様」

愛「翔平惜しかったね」

樹「A。翔平に勝ったよ」

『ふふ、さすがw』

しょへ「でも、最後の学年選抜リレー俺ら3と4だから。見とけよ？」

『もちろん見てるよ』

樹「Aと同じクラスで良かったわ」

『違うクラスでも応援してるけどねw』

樹「同じクラスだから余計に頑張れるじゃん」

『だね！最後のリレー終わったら、4人で打ち上げ行って楽しも！』

樹「おう」



ついに最後の種目。
学年選抜リレー
1年生から先生まで参加するリレー。

私たちの学年は、翔平が第３走者、樹がアンカーで走ることになってる。

樹「よし、行ってくる！」

『樹なら1位取れる！』

愛「翔平、バトンパスミスっちゃダメだからね！？」

しょへ「おう！1位で帰ってくる」

『2人とも！行ってらっしゃい！』

しょへ．樹「「おう！」」

愛「後ろ姿までかっこいいって…」

『間近で見れるのは私たちだけだよ…』

愛「友達になってくれてありがとう」

『なに、急にw』

愛「今、友達じゃなかったら、翔平とは仲良くしてなかっただろうなって」

『そうかもねw』

ついに始まった…
3年生はスタートダッシュをミスったからか2位でスタート。
第2走者は、２位のままで1位との差もある。

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