RAMPAGE Family

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(A)



女「あの…」

『はい？』

女「翔平先輩の彼女さんですか？」

『いや、違うけど？』

女「翔平先輩に近づかないでもらってもいいですか？」


めんどくせぇやつ来たわ〜

『なんで？』

女「私、翔平先輩のことが好きなので、見てて辛いです」

『そんなこと言われても…』

女「ですよね、すいません」

『帰ってもいい？』

女「あ、すいません」

めんどくさい子に好かれてんね〜
まぁ、しょへ頑張って〜

家にて____。

『かずにぃぃぃ』

壱「なんや！うるさいわ！」

『ごめんごめんwwねぇ相談』

壱「なに」

『後輩ちゃんたちに私たちが付き合ってること言った方がいいのかな…』

『いや、なんかさ、前みたいなことになるのは嫌だなって？でも、言わないのもなんかな〜とか、』

『あと、先輩のくせに後輩から嫌がらせ受けるって弱すぎるなとか思って…』

壱「ん〜難しいな〜」

『なんなら、今日、しょへのこと好きな面倒くさめの子になんか言われたし。』

しょへ「女子って、裏でコソコソやることが多いから。俺らも守りたいけど、守れないことも増えちゃうからどうしようって」

『いたの！？』

しょへ「今来たw」

壱「しょへちゃんモテてんのか〜」

『あ、なんかね、教室出たら、翔平先輩に近づかないでもらってもいいですか？って言われた。めんどくさい子来たな〜とか思いながら断ったけど』

壱「だるいな〜そんなやつおんねんな〜」

『いるみたいよw』

しょへ「俺は、愛華しか見えてないもーん」

『それやめて』

壱「ほんまに好きやな〜」

『しょへたむ可愛いか』

壱「しょへちゃん可愛ええな〜」

しょへ「Aうるさい」

しょへ「かず兄に可愛いって言われたァァァ」

『おい、お前なんやw』

壱「ええやん、Aは、やり返さんから弱く見えるだけ、ちゃんと強いんやで言ってもええんちゃう？」

『でも…』

壱「Aは、優しすぎるから、やり返さへんのやろ？ええやん、1回でもやり返したら。」

『…』

壱「Aが悪いみたいになったんやったら、なったや！俺が代わりに学校の先生に話聞きに行く」

『人を傷つけたくない』

壱「じゃぁ自分は？ええんか？」

壱「A!!もし、なった時は仕掛けた側が悪い！それにやり返すことも良くはないけど、やられっぱなしも弱いやつだと思われてエスカレートするだけだ！このままだとなんにも変われねぇぞ！」

そうだよね…確かにそうだ…
かず兄ちゃんの言ってることは正しい。
でも…

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