happy life (ページ2)

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2話ページ2

「ひっ…、こんなにたくさん…」

宮「覚えるの頑張ってね〜」
正直引き受けたことを後悔した。
結局昼休みに全て見てしまいきれずに、放課後また行く羽目になった。

ホームルーム終了後、隣のクラスになった、中学の時の同級生の向井康二がやって来た。
向「お、A！な〜、一緒に帰ろ？」

「ごめん、生徒会の書記になっちゃって、今から生徒会室に行かなきゃなの…」

向「えぇ〜、そんな〜、Aと帰れるの楽しみにしてたのに〜」

「ほんとごめんね、一緒に帰れる日あったら、その時は一緒に帰ろ？」

向「せやな、そん時は事前に知らせてくれな？」

「うん！」
そうして別れると、私は荷物をまとめて、生徒会室へ向かった。
生徒会室に着くが、まだ誰も来ていないからか、鍵が閉まっていた。
しばらくどっちかが来るのを待っていた。

阿「A〜、ごめーん、昼休みに鍵渡すの忘れてた〜」
と走ってくる、阿部ちゃんの姿が見えた。

「もう、待ちくたびれた。」

阿「ごめん、ごめん。前の書記の子がずっと持っててさ〜、俺のを渡しておこう！て思ってたら忘れてた」
いつものあざとい笑顔で誤魔化してくる。
この笑顔を見ると、なんでも許したくなる。

その後生徒会の宮舘さんも来て、分からない所を聞いたりして、仕事内容等を確認した。
気付いたら時刻も17時30分。

宮「今日はここまでにするか〜。Aさん他に何かわからない事はない？大丈夫そう？」

「大丈夫だと思います！もし、また何か分からなかったら、阿部ちゃんに聞きます！」

宮「そう言えばさ、連絡先の交換まだだったね？今のうちにしておかない？」

「まぁ…、いいですけど…」
そう言うと、すぐに連絡先を交換した。
正直今は連絡先交換するのは、不安だったけど、後々交換しててよかった。と思うのはまだ先のお話。