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ぐっと抱きしめられて数分。
終電間際だからガラ空きの電車内。
感じる温もりと、沈黙。
同じ車両に2,3人入るけど、イヤホンしてて多分こっちは見えてない。
相変わらず抱きしめて黙ってる大貴。
酔ってるのかな、こんなことして。
A「あの、…」
大貴「ごめん、勢いで引き止めちゃった」
A「えっ…」
勢いって恐ろしい。
急に大貴の家なんて何も準備してないのはキツい。
せめて最寄りで降りて着替えとか、、
頭の中でもんもんとめぐるこの先の事。
うわ、今日下着とかダサくなかったかな、
とか考えてる自分って汚れてる。
優しく肩に手を置いて私を離した大貴はそのまま手をしたへ滑らせ、手を繋ぐ。
向かい合って手を繋いでるのって、なんか面白い
大貴「ごめんね?」
A「何とかしてくれたら許すよ」
大貴「一人暮らしだから限られてきます。」
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大貴「どうぞ〜」
A「お邪魔します…」
大貴が引っ越してからは初めて家に来た。
昔は親同士も仲良くてしょっちゅう行ってたんだけど。
無駄なものがない洗練された家具のセンス。
シンプルイズベスト、って言葉をそのまま部屋にしたようなおしゃれな単純さ。
手入れされたカーペットを進み、黒のレザーソファへと案内された。
大貴「荷物預かる。お風呂入るっしょ?準備するから待ってて」
なんか、慣れてる。
そう思って隣の大貴をじーっと見つめた。
大貴「な、なんだよ。ほら風呂、」
A「まって、着替えとか下着とかないんだけど。」
大貴「じゃ、買ってくるから早く行け。これタオル。」
ぼすっと渡された、大貴の匂いがするタオルと大きいシャツ。
服を着たままグイグイとお風呂場に押し込められて、ピシャリとドアを閉められた。
え、まって。
A「買ってくるって何!?」
嘘でしょ嘘でしょ。
勢いよく開けた浴室のドアの先は静かな部屋があるだけ。
A「…。」
恥ずかしすぎていたたまれない。
力任せに服を脱いで、シャワーから水を出した。
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SERI - とても面白いです!(* ´ ▽ ` *) ピンクシーン、楽しみです笑← これからも頑張って下さい!楽しみにしてます! (2018年1月20日 0時) (レス) id: 2b397c4434 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 新作おめでとうございます。しょくぱんさんの作品を読めて幸せです(*≧∀≦*)伊野尾君が浮気,有岡君の優しさなどでドキドキしております☆頑張ってください(o^^o) (2018年1月18日 20時) (レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょくぱん | 作成日時:2018年1月18日 19時