第70話 ページ28
撫子「日輪刀……これからこの扱いも訓練しないと」
杏寿「忙しくなるぞ。頑張ろう！！」
撫子「はい！」
そんな2人の会話を修たちは微笑ましく見ていた。
そんな時、空閑が突拍子もないことを言う。
空閑「ねぇ、レンゴクさん。強いんでしょ？
俺と勝負してよ。」
修「！！？く、空閑！！何言ってるんだ！！
杏寿郎兄さんだって、忙しいんだぞ！？」
空閑の顔はいつもの負けん気の顔だ。
杏寿「いいだろう。俺の我儘で来てもらったからな。
お礼をしよう。
明日、鬼殺隊においで。他の柱を交えて、君たちに稽古をしよう。」
ボーダーきっての実力派グループのA級隊員が駆け出しの三雲隊に訓練をするというかなり太っ腹な提案に修達はびっくりしている。
杏寿「だが、俺は撫子の訓練で手が離せない。空閑少年とも戦うのは少し時間がかかるから、それは許してほしい。
他の柱にも俺から声をかけておく。
未来ある若者の助けとなるのは、俺たちの仕事だ。
気にする事はないぞ。」
真っ直ぐ修たちを見て言う杏寿郎に、修たちは笑顔で「はい！」と言う。
撫子も笑って見守っている。
杏寿「さぁ、もう夕暮れだ。
早く家に帰って、ゆっくりするといい。
撫子はもう少し残ってくれ。大規模進行について話す。
鬼殺隊に行く際は撫子と一緒に来てくれ。
道のりを知っているからな。」
修「分かりました。」
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帰路につく三雲隊。
修は1人浮かない表情をしていた。
空閑「……オサム？」
修「！」
千佳「どうしたの？浮かない顔して。」
修は止まり、話す。
修「……日輪刀の色が変わった時に、杏寿郎兄さんの顔が見えたんだ。
その時の……杏寿郎兄さんの顔が……
今にでも泣きそうで……、でも、心からほっとした様な顔で……
すごく複雑な顔をしてたんだ……」
千佳「……そうなんだ……」
千佳も納得したような顔をしていた。
空閑も、どこか分かったような表情だ。
修も確証に変わった瞬間だった。
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産屋敷邸
ﾊﾞｻﾊﾞｻ
一羽の鎹鴉が屋敷の主 産屋敷耀哉の腕にとまる。
「……そうか……
やはり、撫子は……
きっと、これから苦難が待っているのだろうが、どうか乗り越えて欲しい…
そして、君も見守っていてくれ……
藤香」
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リン - すっごい面白いです!!更新頑張ってください。 (2022年3月29日 20時) (
レス) id: eed394cd10 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ - とても面白いです！！更新期待してます。 (2022年3月22日 21時) (レス) @page27 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
さく - おもしろいです!早く続き見たいです、更新頑張ってください!! (2021年10月30日 16時) (レス) @page14 id: 0ddb5a2ff2 (このIDを非表示/違反報告)
katue(プロフ) - 続きを楽しみにしてます。 (2021年10月8日 12時) (レス) @page9 id: b112afe4a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千桜 | 作成日時：2021年2月16日 0時
