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第66話 ページ24

〜ここからは、原作とは違うシーンが入るよ!〜

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炭治「ああぁぁぁ!!」

泣き崩れる竈門少年。
それを見つめる猪頭少年。

俺は、後輩たちを、藤香を見ることしか出来なかった。

杏寿「そんなに泣いてしまえば、腹の傷に響く。

……こっちにおいで、最後に話をしよう。

藤香も来てくれないだろうか」

藤香の背中は、いつもより、悲しく見えてしまった。
無理もない……俺が……もう少しで……


息絶えてしまうからだろう……

炭治「煉獄さん、止血を……!!」

藤香「……杏寿郎……」

杏寿「……藤香……最後に抱きしめてくれないだろうか……」

俺は、藤香を、自分の母上と重ねてしまった。
幼き頃の、大切だった母上。
体が弱く、一緒にいれる時間は少なかったが、芯の強い人だった……

そんな逞しい女性である、藤香。
本当は涙脆くて、虫が嫌いで、弟妹思いで……

そんな藤香が…………


大好きだった………

藤香「……ギュッ

馬鹿……!!あなたまで、私より先に逝くのね……!!」

杏寿「君を……後輩たちを守れたなら、本望だ……」

俺は、もう何も出来ないくらい弱っていた。
折れた肋、大きな損傷を受けた内臓……

どんなに頑張っても、俺は死んでしまう。
心からの気持ちを言った。

藤香「……千寿郎や、槇寿郎おじ様については、私が支えるわ……

まだ、私……貴方と一緒に……笑って話していたかった……

こんな、早くに終わりが来てしまうなんて……」

藤香は泣いていた。藤香の声が、涙声だった。
覚悟は、していた。

鬼殺隊の炎柱として、危険な任務にいく事はざらだ。

いつ、死んでも、おかしくなかったが……

杏寿「藤香との……別れが……こんなに辛いなんてな………」

(母上……俺は、使命を…全うできましたか……?)

俺は、ふと前を見たら、母上の残像を見た。
俺に笑いかけてくれた。

[立派に出来ましたよ]

そう言ってくれていたようだった……

藤香「……!!!
杏寿郎!!待って、まだ……!!杏寿郎!!」

杏寿「……君に会えて、良かった……
来世で、また君に会いたい……ありがとう……


愛してる………」


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杏寿「前世での俺は、ここで終わった。

次に生まれ、足が着いたのがこの時代だ。」

空閑「……嘘は何一つ言っていない。」

修「(ここまで、真実を言っていたということは……)」

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リン - すっごい面白いです!!更新頑張ってください。 (2022年3月29日 20時) (レス) id: eed394cd10 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ - とても面白いです!!更新期待してます。 (2022年3月22日 21時) (レス) @page27 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
さく - おもしろいです!早く続き見たいです、更新頑張ってください!! (2021年10月30日 16時) (レス) @page14 id: 0ddb5a2ff2 (このIDを非表示/違反報告)
katue(プロフ) - 続きを楽しみにしてます。 (2021年10月8日 12時) (レス) @page9 id: b112afe4a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千桜 | 作成日時:2021年2月16日 0時

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