only one ＿＿＿＿＿red

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｢なぁなぁ今日、仕事終わんの早いから

2人でご飯行かへん？｣





｢うんっ！！いいよ！｣




｢んじゃあ、終わったらメールすんな


行ってきます〜｣



｢行ってらっしゃい｣





いつも通り

のんちゃんを玄関まで見送る。






なんか



夫婦みたい………







そんなことを


ふと、思いながら



家の掃除を始める。







すべての部屋に掃除機をかけて



リビングに戻ってくると




家の電話になにやら留守電が入っていた。







あー掃除機かけてたから


電話の鳴った音聞こえなかったんだ……







留守電を再生してみる。









ピッ





＿＿＿＿＿もしもし〜のんちゃん？

俺やけど俺俺俺！うへへへ


重岡大毅 〜！！今日の夜、遊び行くなっ


メールちゃんと見ろやあほ！









あまりの驚きに



つい受話器を落とした。









大毅。






やっぱり好きが溢れてくる。









ん、




ちょっと待って…









今日の夜ってえ？



え、



今日？



大毅が？



家にくるの＿＿＿＿＿!?









急いでのんちゃんにメールを


するけどたぶん、見てない。






どうしよう。

どうしよう。




すごく焦る私。







今日はのんちゃんと大毅は


たぶんちがうお仕事。




もし、


大毅のほーが早く仕事が終わったら



絶対大毅のほーが家に来るの早い、、







あたし、絶対ここにいるべきじゃないと思う。





どっかフラフラしようかな。









そうしよう。







のんちゃんには出るなって言われたけど







しょーがないよね。









お財布と携帯だけ持って


マンションをでた。

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