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｢…もうちょっとこうしててもいい？｣
｢……うん｣
大毅の背中がだんだんと
遠ざかってゆくのが見える。
＿＿＿＿＿今のままだと
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿また後悔しそう。
｢…のんちゃん｣
｢ん？｣
のんちゃんの体をパッと突き放す。
｢………ごめんなさい！！
わたし、やっぱり、……大毅のことが
好きで、｣
またポロポロと涙がでてくる。
一瞬、時が止まる。
｢はぁ〜やっぱりやな！！｣
全然笑う場面じゃないのに。
いつもみたいに笑って。
｢本当は気づいてたんやけどなぁ。
せやから、しげのとこ行きな｣
｢……のんちゃん｣
｢Aには今度こそ
幸せになってもらいたいねん
ちゃんと薫さんから大毅のこと
取り返してこい｣
その言葉に心を押された。
のんちゃんには
本当に申し訳ないことをしたって
すごい思ってる。
｢…………ごめんなさいっ｣
大毅が残して行った足跡をたどって
背中を追いかけた。
｢………ほんまに好きやったのになあ｣
のんちゃんが最後に言った言葉は
私の耳には届かなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢…はぁ………はぁ………｣
だめだ、
どこいるんだろう
走っても走っても見つからない。
みんなのところにいるかなぁーって
思って行ってみたけどいない。
岩場のほうかな？
行ってみると
見覚えのある後ろ姿。
｢…………だ｣
名前を呼ぼうとした瞬間
もうひとりいることに気がつく。
＿＿＿＿＿薫さんだ。
｢…ねぇ、大毅｣
｢…………………｣
2人の距離が徐々に近づいてゆく。
｢……やっぱりあたし、
大毅じゃないと。｣
｢俺にはあいつがおるから｣
｢…………あいつって誰よ｣
大毅がパッと後ろを向いて
こっちに近づいてくる。
｢…………え？｣
急に腕を引っ張られ、
薫さんのところへ連れて行かれる。
｢こいつ。｣
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Rize(プロフ) - ♪さん» 遅くなってしまい申し訳ございません！！リクエスト大丈夫ですよ！笑 (2016年8月24日 16時) (
レス) id: fe2f264b3d (このIDを非表示/違反報告)
♪ - アカンいただきましたって（爆笑）更新されていてテンションＵＰです。あ、質問なんですけどリクエストとかって、大丈夫ですか?無理だったらいいんですけど、それが気になりました。すみませんこんなに長くて・・・。更新頑張って下さい。応援してます。 (2016年8月7日 15時) (レス) id: bb93fcb95f (このIDを非表示/違反報告)
Rize(プロフ) - ♪さん» ♪さんありがとうございます！！アカンいただきました！ (2016年7月30日 18時) (レス) id: fe2f264b3d (このIDを非表示/違反報告)
Rize(プロフ) - リトグリモ☆さん» リトグリモ☆さんありがとうございますっ！！これからも応援よろしくお願いします！！ (2016年7月30日 18時) (レス) id: fe2f264b3d (このIDを非表示/違反報告)
♪ - アカーーーーーーーーーーーン！！！！！この小説超面白い!！！更新が楽しみです。頑張って下さい。 (2016年7月30日 13時) (レス) id: bb93fcb95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rize | 作者ホームページ：http://j.west＿purin
作成日時：2016年7月7日 19時
