only one ＿＿＿＿＿red

＿＿＿＿＿21 ページ21

｢え！Aちゃんって湘南住んでるん！？｣



久しぶりに会ったからだろう。



神ちゃんめちゃくちゃパニックになってます。





そしてここにいる訳を話した。






｢……なんでここにいるのかよくわからないんだよね｣





｢んーまぁ、これ一緒食べて帰ろっか｣



パンケーキを

１枚わけてくれた。






｢うんっ！！食べる！！｣





｢んんんんんんわあ！

美味すぎるやろこれ、｣



｢やばい！！！めっちゃ美味しい！！｣





生地はとてもふわふわ


それに甘ったるすぎないシロップが

相性抜群だった。






｢はあ〜また来よう！絶対全種類制覇する！！｣



｢さすが神ちゃん〜また食べたいあたしも！！




で、どーやって帰るの？？｣








｢んー、タクシー？｣



｢タクシー！？高くない！？｣



え、湘南から家までタクシーって

めっちゃ高額だよ！？






｢淳太くんから朝タクシー代もらってきたから大丈夫やで｣




めっちゃどやってる神ちゃんに


つい笑ってしまった。





｢あとで、淳太くんにお礼言っとこ｣



｢せやな！！｣





無事タクシーを捕まえて
帰れた。









本当に神ちゃんがいて良かった＿＿＿＿＿







タクシーの中で


いろいろと1年分の質問攻めをされたけど



とても楽しかったし！







でも、なんであんなところにいたのか
全然思い出せないし


わからない。









_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _








｢……た、ただいま｣





部屋の中は

誰もいない……？






のんちゃん仕事かな？





部屋中みたけど
誰もいなかった。






だけど、1つ気になったところがあった。




ゴミ箱が倒れて


散らばっている。







｢……誰、汚したのー｣







とりあえず、


綺麗に片付けた。







すると、



机の上にあった携帯が鳴った。









｢……のんちゃんだ｣





のんちゃんからの着信。




｢……もしもし｣




｢今、どこおるん！？｣




とても息切れしているのんちゃん。


｢え？お家いるけど？｣



｢え！？嘘やろ……お前、誘拐されたんじゃ、｣




ん？



誘拐？




どゆこと？




｢あたしが？？｣





｢……う、ん｣



｢……誘拐なんてされてないよー！

ちょっとよく分からないけど
湘南にいただけ！


それでね、神ちゃんとパンケーキ食べたの！｣

＿＿＿＿＿22→←＿＿＿＿＿20

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す