雨空サッカーボール（3） ページ14
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｢…ここにも居ないのか…」
誰も居ないヒロトの自室のドアを、失礼しました、と一応言ってから閉める。
(自室にも居ないとしたら、ほんとに散歩に…？)
思わず深く考え込んでしまう。…そろそろ俺も認めざるを得ないな、と実感する。
(自室にヒロトが愛用しているサッカーボールが無かったし、やはり外に…？)
考え込みながら時間が惜しいと歩きだす。何かにぶつからないことを祈る他ない。
やはり外に居る可能性もあるな、と思った俺は外に出てヒロトを探すことにした。
靴を履き、外に出て、いざ探しに行こうとしたとき、誰かに呼び止められた。
｢…何してんだ？そんなところで」
呼び止められ、思わず後ろを振り向く。しかし、誰も居ない。
(…え、誰だ…？)
辺りをキョロキョロと見回すと、図上からクスクスと笑い声が聞こえた。
｢…こっちだよ、こっち。」
その言葉に連られて、上を向く。
そこには、よぉ、と言いながら屋上から手を振るヒロトの姿があった。
｢…なっ、！？お前、何でそこに。」
屋上は立ち入り禁止のはず、そう思いながら聞く。
するとヒロトは悪びれずに楽しそうに言った。
｢…いーから、早く来いよ。人に見つからない内にさ」
そう言ってヒロトは手招きする。
(そんな言葉で俺が乗せられる訳ないだろ…。)
*****
｢…っ、案外寒くないか？ここ…」
屋上に上がった俺は、思わず身震いしながらそう言った。
ヒロトは、そーか？と言いながらリフティングをしていた。
｢…お前、午後練サボっただろ。」
リフティングするヒロトの姿を目で追いながら、俺はすかさずそう言う。
するとヒロトはにっ、と笑って言った。
｢…だってつまんねぇんだもん、練習。つか、あんたも午後練サボってんじゃねぇか。」
笑顔で言われ内心ドキッとしながらも、正論を言われ返す言葉がない。
｢…それはそうだが、俺は鬼道から許可を得た。」
"鬼道"と言う言葉をつけると何でも説得力が出るな、と思いつつ俺は言い訳をする。
すると、ヒロトは言った。
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麻衣蘭(プロフ) - 李珠さん» 読んじゃったよ…！…あ、本当？ありがと〜♪後で私も申請するね！あ、可愛い…勿論！頑張ろっ、 (2019年12月16日 18時) (
レス) id: 59f2026080 (このIDを非表示/違反報告)
李珠(プロフ) - 読んだのか…ついに読んだのね…（遠い目）…あ、お気に入り作者に勝手に麻衣蘭ちゃんを入れさせてもらったよ！（てへ、）うん、お互い頑張ろっ（リリカちゃんのノリ） (2019年12月16日 18時) (レス) id: e0dcfda4a3 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣蘭(プロフ) - す、素敵…語彙力がちょっと低下してきてるほど素敵…。すぐ読んじゃったよ…。やばい、うん、やばいです。…更新頑張ってね、でも無理は禁物！応援してるよ！李珠ちゃん、これからも宜しくね！ (2019年12月16日 18時) (レス) id: 59f2026080 (このIDを非表示/違反報告)
李珠(プロフ) - 分かる分かるよ、君だねっ（ｷﾘｯ←）あああありがとう！！！！Sもぎ頑張って良かったよ…！！ファン？私はもう君のファンだよぉぉぉ（うるさい）ありがとう…嘘でも嬉しいよ…明日から学校頑張れる…（） (2019年12月15日 20時) (レス) id: e0dcfda4a3 (このIDを非表示/違反報告)
葩経(プロフ) - 一応言っとくと『д』の人よ。読みましたよ！もうすでに夢中だよ。どうしよ、語彙力なさすぎて前の御方の感想パクリたくなる…。文才あるって凄い、なんかもう文武両道じゃん(←)決死の覚悟でファンになるよ、もうなってる気がするけど (2019年12月15日 20時) (レス) id: 43e7629a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李珠 | 作成日時：2019年12月14日 20時
