捕 ま え た

３５. 罠 ページ34

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『 ここなら みつからないかなぁ … 』




日曜日 と 言うこともあり 、 平日よりも

かなり 賑わっている

ゲームセンター 。




廉 と 別れた後 、 わたしは そこに

足を 踏み入れていた 。





ふと 横 を みれば 可愛らしい ぬいぐるみの

UFOキャッチャー の ゲーム機が あり 、



可愛いな〜 なんて 思いながら みていた 。



そして まえに 目 を やった そのとき 、









『 … あ ！ 』








わたし の 立ち位置 から ほんの少しだけ

離れて 立っていた



大きいけれど 天使な彼 。







… やばい 、 はやく 逃げないと

捕まっちゃう ！！



そう頭が いち早く 反応し 、

逃げようと したのに 、









？ 「 … うぅ 、っ … ！ 」






突然 その場で うずくまったのは 、









『 … っ ！？、 』


『 … マリ っっ ！？ 』







まぎれもなく 、 幼なじみの

マリウス葉 で 。




わたしは 急いで 駆け寄った 、








『 … マリ ！？

どうしたの どこか 痛むの ！？ 』




声 を かけても ずっと 下 を 向いたまま

返事 を してくれない 、







『 … ねえ … っ ！ 』




その言葉 と 共に マリ の 肩 に

手 を 伸ばした 。





そして わたしの 手首 を ぎゅっと

持ったんだ 。









" _________ いひひッ 、




A ちゃん 捕まえた ！！ ♡ "









『 …… へ ？、 』






どうやら わたしは 天使の罠 に

ハマってしまった ようです 。








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