きっかけ ページ9
ym.
俺らが付き合った時の話。
・
急に思ったんだ。
俺、このままこの想いをどうするんだ。って
確かに、好きな人にはすぐに告白なんてできる。
でも、知念とは例外でしょ。
親友なのに。男同士なのに。
ある日、大ちゃんと同じ車に乗った。
有岡「おい、ちょっと聞いてよ。」
『Q.彼氏にしたいメンバーは？』
『小さくてかわいい知念にいっぱいチューしたい♡』
有岡「誰だと思う？」
「伊野尾慧」
有岡「正解」
「いや、は？」
有岡「こいつまじやばいわ、逃げろ知念」
「いのちゃんの考えはわからないね」
なんて話していた矢先、
俺はあることに気づいてしまう。
(知念が他人に取られる可能性だってあるのか…)
そうだ、あいつが女の人と付き合う
可能性は十二分にある。
別に俺のものでもないけど。
今まで全く気づかなかった俺が馬鹿みたいに思えてきて、衝動的に知念を自分のものにしたくなった。
だけど、知念の恋愛対象は男じゃない。
今後のことも考えればきっと、距離を置くのがいいのかも知れない。
でもそれは、知念も望んでないはず。
実はそろそろ告白しなきゃって1週間前から思ってた。
だからいいタイミングなんだ。
俺の人生で1番の勇気を出す時なんだ。
いや、大ちゃんに促されて思い立って告白する
俺もどうかとは思うけどね。
ごめんな、知念。
今までの関係を俺から崩すようなことして。
10年以上の想いを胸に、申し訳ない気持ちで
いっぱいな頭に、ケジメをつけて
俺は知念の家に向かった。
午後9時の暗闇の中まっすぐ走り出す車。
車内BGMなんて耳に入らなかった。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ｶﾞﾁｬ
知念「あ、涼介？どうしたの？」
「ちょっと話したいことあるから家入っていい？」
ﾊﾞﾀﾝ
知念「ちょ、涼介？」
「知念は男を恋愛対象として好きになったことはある？」
知念「…急に何言ってるの？」
「俺さ、今男に恋してんの。」
知念「えっ？」
「そいつは俺の親友でかわいくて少し生意気で、だけど憎めなくて天才だけど実は努力もしてる、ダンスが上手くて負けず嫌いで俺の1番の理解者なんだ。」
知念「ちょ、涼介？」
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むみあ(プロフ) - うめこさん» コメントありがとうございます！ 嬉しいです！！ (2022年11月28日 13時) (
レス) id: 0e15872610 (このIDを非表示/違反報告)
うめこ(プロフ) - 色々読んでる中でむみあさんの作品はかなり好きな感じです (2022年10月13日 14時) (レス) id: f42fff5b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むみあ | 作成日時：2021年3月15日 17時
