正反対の俺たち。【ymcn】 (ページ27)

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「明日たくさん甘やかすから今日寝てもいい？」

知念「うん、明日は涼介のことが嫌いになりそうなほど甘やかしてもらう！」

「それはちょっと嫌だわ。笑」

しばらく喋っていたけどここで限界を迎えて寝ようとすると、

知念「ちょっとちょっと、そこで寝ないで？？」

「うーん」

知念の方に倒れるといきなりだったからそのまま知念を押し倒す形になって。

知念「ちょ、涼介？ 1回起きて！！」

「やっぱ可愛い。笑」

ﾁｭｯ

知念「ちょ、そんなこと言ってないで早くどいてってば」

「うん、眠い」

cn.

会話が全く噛み合ってない。
オマケに状況が状況で困惑しまくる僕。

僕より身長も体重もある涼介を一人でどかして持ち上げてベッドまで運ぶことは無理だ。

辛うじて目を開けてる涼介。

「ほら、明日早いでしょ」

山田「うん、でももう一回。」

ﾁｭｯ

なんでこんな甘い雰囲気になってんの！？
2日ぶりに会ったし緊張しちゃうんだけど。。笑

それよりなんとか涼介を動かそう。

「はい、立って。」

山田「…」

まさか、寝たな。

僕を困らせるだけ困らせて寝るなんて最低。

「よいしょと」

こんなとこで寝てたら疲れ取れないよ、と思ってベッドまで運んであげる。

すっごい引きずっちゃったし涼介のことぶつけちゃったし時間かかっちゃったけどなんとか運べた。

疲れたなと思って、僕も寝る準備をし始める。
歯を磨いて、トイレ行って、僕は涼介の隣で眠りについた。

…

起きると涼介は仕事に出てて、戻ってくるのが楽しみだなとか思っていると。

「えっ」

つい声に出してしまった。
もう11時じゃん。何時間寝てたんだ。

急いで洗濯物を回して、掃除機をかける。
昼ごはんは涼介も食べるだろうけど、、ハンバーグでいいかな。

ごめんね涼介、冷凍のちょっと大きめのやつをチンするだけにするね。

って思ったのに冷蔵庫を見たら何もない。

しょうがない、ご飯を買いに行こう。

電気消して、ドアの鍵閉めて、マンションを出る。