灰原哀の兄 (ページ17)

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7話ページ17

A「それは何で？」
志保「あら、気づいてないの？貴方今、泣いているわよ？」
志保はAに近づき、Aの頬をそっと触った。
A「あれ？おっかしいなぁ～
組織では泣かなっかたんだけど・・・」
志保「私もそうだったわ。組織では弱いところを見せたら、食われる。だから、いつも、気を張っていた。」
A「ハ八ッ(笑)
まさか、自分の妹に慰められる日が来るとは思わなかったよ・・・
元気な顔見れて良かった。(小声」
Aは小声で近くにいた志保にだけ、聞こえるように言った。その後、手を縛っていた阿笠の元に行き、縄を外した。
A「ご協力ありがとうございました。」
博士「構わんよ。だが、少しやりすぎたかのぅ～」
A「そのようですね。新一君は気にせず、本性丸出しでしたし・・・」
新一・志保「？？？」
新一「どういう事だよ？博士」
博士「いや・・・ハハッ(笑)すまんすまん」
新一「すまんってなぁ・・・」
怒ろうとしていた新一の前にAが説明した。
A「博士は僕の計画を手伝ってくれたんでよ。」
新一「計画？」
A「志保に兄弟がいるってことを言いにね。」
新一「知らなっかのかよ？」
志保「お姉ちゃんがいたのは聞いていたけど、兄がいるとは聞いていないわ。」
A「それはそうだよ。僕の人質みたいなものだったからね。志保は・・・」
新一「人質？」
A「僕が高い地位にいるといっただろ？」
新一「あぁ。」
A「そうだとしても、僕は組織にはあまり良く思っていない人も多いんだよ。
だから、志保には言わなかったし、僕からも言うわけにはいかなかった。だってそうだろ？
組織の中で、過ごす中で、家族がいるのは良いけど、いつ自分の能力で○すかわからないんだから・・・」
新一「能力？」
A「僕はさっき言った計画、志保は薬で...。
僕たちは違う形でも人を○してきている。」
新一「灰原は関係ないだろ！？」
A「君は優しいね。でも、君は志保を良く思わなかったことがあるんじゃないのかい？
自分を小さくした薬を作ったのは紛れもなく志保なんだからな。
でも、俺はひどいよ。志保よりもね......
まぁ、そんなわけでお互いが手加減？しないように言わない様にしてたんだろ？ジンとかがね。」
悲しい顔から、無理をしていったA
それが分っているからか新一も強くは言えなかった。
A「じゃあ、僕は行くよ。」
新一「えっ！？」
驚いてAを見る新一