QKと守ってあげたい系女子

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あなたside

駅のベンチで休んでいたら、男の人に声をかけられ、何故かタクシーを呼んでもらう羽目に……

「本当に！本当に大丈夫ですからぁぁ……」

伊沢 「だーめ、もう暗くなるのにこの大荷物抱えて女の子1人で帰るつもりだったの？危険すぎるよ」

上京初日から迷惑をかけてしまった……

伊沢「そんなに落ち込まないでさ、ほら、タクシー来たよ」

タクシーを呼んでもらったうえに荷物を運んでもらって……あああ……心苦しすぎる……
てか、この人はどこまでいい人なんだろう……見ず知らずの私に……

伊沢「 これで良し、と 運転手さん、これでこの子の家までお願いします」

と、男性は1万円を出した

「え！？！？お金はいいです！！自分で払いますから！！そこまでの迷惑は本当にかけられません！申し訳なさすぎます！！」

伊沢「 俺が勝手に呼んだんだからいいの。」

「だめです！！しかも家は○○なので1万円もかかりません！」

伊沢「 ……え？」

「え？」

伊沢「俺も、○○、しかも隣今日越してくるって言われたけどまさか……君だったの？」

「205号室、ですか……？」

伊沢「君かーーーー！じゃあちょうどいいね！俺も乗ってく！運転手さん○○までお願いします」

え、え？お隣さんだったの……？？

「と、とりあえずお名前伺ってもいいですか！？
私は寺田 Aと申します。初日からたくさん迷 惑かけてしまったんですけれど、今日からよろしくお願い致します！」

伊沢 「 俺は伊沢拓司です。
よろしくね。迷惑とは思ってないから大丈夫だよ 」

……ん？ 今、なんて言った？

「いざわ、さん……？」

伊沢 「ん？ はい、伊沢です(笑)」

「あの、東大王の、伊沢拓司さんですか？」

伊沢「東大王観てくれてるの！？ありがとう！そうだよ！東大王の伊沢拓司です」

ええええええええっ！？！？
具合悪いのと薄暗いのとでまっったく分からなかった……
ファン失格だああ

「観てます……！あの！私も東大文科二類なんです！QuizKnockの動画も記事もよく拝見してます！」

伊沢 「 え！嬉しいなぁ！ありがとう！
QuizKnockのもみてくれてるの？クイズ興味ある？」

「クイズは好きなんですけど、あんまりやったことは無くて…」

伊沢 「そうか…なるほど 、Aちゃん、明日空いてる？」

「へ？空いてます！」

伊沢「明日、話がしたい、今日はもう遅いから休みなね。」

伊沢さんがそう言うとタクシーはマンションに着いた

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