QKと守ってあげたい系女子

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鶴崎side

須貝「え？なんで伊沢がいったの？」
川上「いや、なんか買いたいものあるとかなんとか、よくわかんなかったですけど……」
須貝「へー、変なの」

いやいやいやおかしいでしょ！
いつも伊沢さん嫌がるのに行くなんて、しかも無理やり代わってまで

そこまで伊沢さんの中でAちゃんが特別なんだと痛感する。
なんでだろう。伊沢さんが執着する理由を知りたい、そう思った



河村「それにしても遅くない？」
山本「確かに、何かあったのかな」

伊沢さんが着いて行ってるんだから、そうそう攫われたとか、そういうのはないだろうと言うけど、事故とかじゃないよな、という話になる

鶴崎「僕、ちょっと見てきます」

そう言ってコートを羽織り玄関へ向かった、扉を開けるとちょうど伊沢さんとAちゃん

鶴崎「うわっ！」
伊沢「うお、何してんの？」

鶴崎「伊沢さん達が遅いから様子見に行こうと思って、なんかあったんですか？」

伊沢「ん、いや、なんもないよ」
そう言うと伊沢さんはAちゃんを庇うように前へ出る

絶対なんかあったやつじゃんこれ……

でも今は知られたくないようなので、深入りはしない
3人で部屋にはいる

須貝「おお！ジャストタイミング(笑)」
鶴崎「玄関出たらちょうどいました」
こうちゃん「コート着た意味ないっすね」

皆がワラワラと集まってくる
Aちゃんの方をちらりと見ると
伊沢さんの少しうしろに隠れるようにして立っている

鶴崎「Aちゃん」
「っ、あ、鶴崎さん！はい、なんですか？」

ビクッとされた、え、ショック、

鶴崎「買い出しありがとうね、寒かったでしょ、ストーブのとこ行きなよ」
「ありがとうございます！でも料理するのでキッチン行きますね！お気遣いありがとうございます」

そう言ってAちゃんは頭を下げた

須貝「Aちゃんの歓迎会なのに、Aちゃんが働いてばっかじゃん！とりあえず話そうよ！」
河村「クイズのお手並み拝見したいですね」
こうちゃん「確かに！よっしゃ！1戦やりましょう！」

「ええええ、！！む、無理です私なんかが……」

確かにAちゃんが戦うところを見てみたい

すると伊沢さんが
「今日はもう遅いからお開きにしようぜ、Aちゃんのデビュー戦はまた今度、ってことで」

おかしい、絶対おかしい

いつもなら終電逃してもオフィス泊まればいいとか言って飲み明かすのに、こんな時間にお開きだなんて

案の定抗議が起こる

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続きます

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