QKと守ってあげたい系女子

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伊沢「 てめぇ何してんだよ……」

「い、ざわさん」

伊沢さんが男性に殴りかかろうとする

「伊沢さん！！ダメです！殴っちゃ！」

伊沢さんがピタリと止まる
男性が走って逃げていった
伊沢「Aちゃん大丈夫！？何もされてない！？」
「大丈夫です。ごめんなさい、また、迷惑かけちゃって……」
伊沢「迷惑じゃないよ！！とりあえずここ出よう、立てる？」
「はい、……」
腰が抜けてしまっていて、伊沢さんに支えられながらトイレを出た
安堵とまた迷惑をかけてしまった罪悪感で涙が出てくる
伊沢「ごめん、1人にして、俺の責任だ……」
帰ろうか、と言われる
「伊沢さんのせいじゃないです！私がひょいひょい着いて行ったから……
買い物はして帰ります、皆さんに迷惑かけられません！皆さんには今日のこと、言わないでください……」

伊沢「、うん、Aちゃんがそうしたいなら、じゃあ俺からもう離れないで。おねがい」

「迷惑かけて本当にごめんなさい……申し訳ないです」

そう言って俯くと伊沢さんがギュっと抱きしめてくれた

ゴツゴツでかたい男の人の体、初めて男の人とハグしたかも。全身が熱くなる

「い、いざわさん！？」

伊沢「俺が守るから、もう1人にしない」

「、ありがとうございます……。」

なんでだろ、なんかすごく安心する
伊沢さんのシャツをぎゅっと握りしめる
少し泣いてから、買い物を再開して

オフィスまで伊沢さんと手を繋いで帰った

手汗を気にしながら歩く帰り道は、全く寒くなかった

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