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ep.10 ページ13

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凪「わあ、俺本場関西のなんでやねん初めて聞いた。」

『わあ、ちゃうわ。凪君?やっけ、自分サッカーで世界一になりに来たんちゃうの?』

凪「ん〜、だって、玲王に着いて来た、って言う方が正しい気がするし。スマホ没収されたからゲーム出来ないの確定だし。だったら早く帰ってゲームする方が俺的は嬉しいかな、って。

他の奴等も俺が脱落確定したら万歳じゃん。win-winでしょ。」



座り込んだ儘僕を見上げては少し退屈そうに言葉を放つ。まるでサッカーなんて微塵も興味が無い様にしか見えない様子。
或る意味刺激にもなるか、何て思い、僕は転がったボールを軽く足に乗せた
途端にモニターに映し出されるイラストと僕の名前。ほおん、案外可愛く描いてくれて満足満足。




凪「....あ、女神さん、鬼になっちゃった。俺の作戦失敗。」

剣「俺以上に御前も馬鹿だったのか?」

「御前も此の天然記念物バカと同じ思考か?同じチームにキャラ被りはきついだろ?」

『馬鹿ちゃうわ、一緒にせんといて。

僕な、顔が良い奴が好きなんよ。顔が良い奴には僕の名前知っといて欲しいし、何なら僕の事好きで好きでしゃあなくなって欲しい。つまりは、顔が良い凪君も救えて、僕の名前を紫君にも、凪君にも、斬鉄君にも知って貰う、っちゅう事。確り合理性をかいた手段やから安心しい。』



軽くリフティングをしつつ、身体に此のボールをなじませていく。どんくらいの重さか、大きさか、空気量か、凹凸があるのか。此のボールの事も確りinputしては一度脚の裏でトラップ、




『でもな、未だ君の名前だけ解らんのよ、紫君。僕、心底君の不純(エゴ)を気に入ってしまってな、そんで顔も此の中だと抜群に好みやったりする。まだ、負けを知らんのやろ?

____ちゃんと、プレーで僕に君の事、もっと教えてな。...ばっきゅーん、♡




_




指を銃の形に立てては甘い言葉と共に打つ仕草を一つ、其の儘丁寧にシュートモーションに入る。
_______此の角度、此の力の入れ方、シュートコースの把握、全て今日も完璧

ターゲットスコープを紫君の肩に当てては吸い込まれる様、ボールも其の起動に乗りそっと紫君の肩を掠める。



『(コースどんぴしゃ、)』

「...は?」

凪「...わあ、可愛い、」




_




先程まで自分の名前が映し出されていたモニターも瞬時に紫君のイラストと【御影 玲王】という文字の羅列に変更される。

『玲王君、って言うんやね。改めて僕、天ヶ瀬A。A、って呼んでな?れーおくん♡』

僕の御気に入り候補なんやから、格好良え姿見せて?

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あさき(プロフ) - かわいい男主の作品とっても好きなので最高です!!(?) (4月27日 12時) (レス) @page14 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tsumu. | 作成日時:2024年4月14日 22時

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