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買われた… ページ3

零先生がどこに行ったのかもわからないのに、心配になった私は塾の建物の外に出た。

すると、そこには何人かの男が立っていた。

全員黒服にサングラスをしており、少し怖い…

すると、黒服の一人が、私に話しかけてきた。

黒服「こんばんは。Aさんですね。」

急に話しかけられたことも驚いたが、何故この人が私の名前を知っていることにも驚いた。

A「……。なんでしょうか…」

黒服「失礼。名乗るのがまだでした。私は、財全グループのものです。本日はAさんにとあるゲームに参加していただきたく参りました。」

黒服の招待を聞いて驚く。財全グループと言えば、裏社会の金の王と呼ばれる財全無量率いるトップレベルの企業である。

A「ゲームっていうのは…」

黒服「実は、財全様の後継者。新たな王となるお方を決めるためのゲームを行うことになっているのです。Aさんにはそのゲームに参加していただきたい。」

黒服「もちろんただでとは言いません。こちらを…」

黒服が私に封筒を差し出す。中を開けると、そこには10円玉が一枚入っていた。

A「10円…。私を…10円で買いたいというのですか?」

黒服「その通りです。これは財全様のご命令。ちなみにですが、あなたには拒否権はありません。」

何を言っているのかよくわからない。とにかく、黒服が筋の通らない話をしていることは間違いない。

A「もし…断ったら…」

そう聞くと、黒服はニヤリと笑った。

黒服「その時には、無理やりにでも連れていくしかありません。」

黒服が二人ほど私の後ろに回る。体の震えが止まらない…

黒服「ですができれば自主的に参加してほしいものです。一つ、あなたが参加する気になるようなことを教えて差し上げましょう。」

黒服「今回のゲーム。Aさんが慕っている宇海零も参加します。」

A「!!!」

そこでつながる。零先生が焦っていたのはまさかこれの事だったのか…

私はしばらく考え、結論を出す。

A「わかりました…。そのゲーム…。参加します…。」

黒服「ありがとうございます。では、失礼します。」

瞬間。私の後ろに回っていた黒服が私の口に布のようなものをかぶせた。

A「な!なに…を……」

その言葉を最後に、私の意識は遠のいていった。

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設定タグ:ゼロ , ゼロ一獲千金ゲーム , ゼロ一攫千金ゲーム   
作品ジャンル:ミステリー
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(プロフ) - 蒼央さん» コメントありがとうございます! 最終回も見ましたが最後までかっこよかった!(笑) 更新がんばります! (2018年9月20日 20時) (レス) id: 3605fb40dc (このIDを非表示/違反報告)
蒼央 - ゼロが足で扉を止めるところ私も好きです!カッコイイですよね!続き待ってます!更新頑張ってください! (2018年9月20日 18時) (レス) id: 2840089898 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ひめさん» ありがとうございます!がんばります! (2018年9月9日 20時) (レス) id: 3605fb40dc (このIDを非表示/違反報告)
ひめ - 続き楽しみです♪頑張ってください! (2018年9月9日 20時) (レス) id: c8e85ee738 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年9月9日 13時

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