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瞬間。ジャックはノミを振り上げ、私の薬指へと落とす。直前で止めることもせず一直線。
スローモーションのように見える。
A「ごめんなさい…零先生…！」
ノミが…指に…触れる………
ガンッ！！！
ジャック「は…？」
…ことはなく、ノミは、金属に当たり、鈍い音を響かせた
ジャック「な…！何故だ！確かに薬指はガードしていなかったはずなのに！」
A「貰った指輪…良かった！傷ついてない…」
ジャック「どういうことだ！」
驚いているジャックに私は答え合わせを始める。
A「指輪を鉄板の代わりにガードとして入れていたんです。」
ジャック「なっ！ 鉄板以外の物をガードとして使うだなんて…。 イカサマだ！」
A「何を言ってるんですか…。…あなたもイカサマをしているではないですか」
A「今回攻撃に失敗していた時の態度。そして顔を見て相手が目をそらすように仕向ける行動…。 私の予想だと、あなたの目に、サーモグラフィーの様な仕掛けがあるのではないですか？」
A「ジャックさん。もう一度。今度は目を開いて、顔の右半分を見せてもらってもいいですか？」
ジャックは動かない。それを見て、黒服がジャックに行動を促した。
ジャックは無言で髪を上げる。そこには、確かにコードにつながれたサーモグラフィーカメラがつけられていた。
A「やっぱり…」
黒服「見事だ。このゲームの本当のクリア条件はイカサマを見破ること。よって、現時点でA様は、ジャックルームをクリアしたとする。」
ジャック「く…」
黒服「して、いつ、どのようにして仕掛けに気づいたんだ？」
A「ギリギリまで気づいてなかったのですが、いろいろ振り返ってみると怪しいところだらけだったんです。」
A「まず、いくら強いと思っていたとしても、ジャックさんのゲームへの危機感が薄すぎるんです。 このゲームは、指が5本あることが前提です。だって、4本しかなかったら、鉄板で守る位置も限られてきてしまいますから。」
A「その時、思ったんです。ジャックさんは、絶対に負けないようになっているのではないか。 そして、冷蔵庫から鉄板を出してきた事を思い出して、確信したんです。熱を感知しているのではないかって。」
ジャック「なら…何故指輪で…儂が。端の方にノミを降ろすかもしれなかったのに…」
(書ききれなかったので次に続きます)
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律(プロフ) - 蒼央さん» コメントありがとうございます！ 最終回も見ましたが最後までかっこよかった！（笑） 更新がんばります！ (2018年9月20日 20時) (
レス) id: 3605fb40dc (このIDを非表示/違反報告)
蒼央 - ゼロが足で扉を止めるところ私も好きです！カッコイイですよね！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2018年9月20日 18時) (レス) id: 2840089898 (このIDを非表示/違反報告)
律(プロフ) - ひめさん» ありがとうございます！がんばります！ (2018年9月9日 20時) (レス) id: 3605fb40dc (このIDを非表示/違反報告)
ひめ - 続き楽しみです♪頑張ってください！ (2018年9月9日 20時) (レス) id: c8e85ee738 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：律 | 作成日時：2018年9月9日 13時
