#86 お出かけの約束 ページ39
You-side
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
"寝るわ"
それっきり、どんなに言葉を送っても返事は返ってこなくなってしまって。もぉ・・・と呟いて、机にうつ伏せた。なんて罪な男何ですか、あなたは。
"好き"。たったその言葉が聞けないだけで、こんなにも寂しく感じてしまうほど私を虜にしてしまうなんて。
「カグちゃんたちに言ってやるんだもんね」
今日のこと、全部ね。なんてニヤリと。
私は画面を開くと、3z全員が見れるグループのところにそっとこんな言葉を置いた。
"今日オッキーがちゅーしてくれた!"
悪意はない。どっちにしろ皆に伝えたかったし。すると、一分と経たないうちに皆からの返信が殺到。通知音がうるさすぎた。
"ついにやったアルねA―――!!"
"まじか!?え、沖田が!?何アイツやっぱ可愛いことすんじゃねぇか!リア充爆発しろ"
"とうとう総悟も・・・・!俺は嬉しいぞぉおお!"
と、十人十色。・・・そして、一つ気になること。
"それまじなのA?できればその時のお話きかせて欲しいなー!"
なんでカム君がいるんだろう。別にいいけどね、私からしたらもうカムくんもクラスメイト同然だし。そんなことロ思いながら、カムくんのリクエストに答えるべく状況を事細かく説明してあげた。
"・・・って感じだよー"
"やだ沖田さんったら照れ屋なのねー!"
"あいつにんな一面あるなんて、俺も知らなかったよ"
"え、ほんとトシ君!?じゃあ私一番かな!"
ちょっと嬉しくて、えへへと笑った。誰かに見られてたら完全に変質者って思われる。
すると、再び通知音。見てみると、なぜかカグちゃんが皆のところではなく私とふたりだけのグループで、
"ねー今度皆で出かけようヨ!私が適当に誘っとくアルから!"
"いいよー。でもなんで?"
"ただ単にサドの新鮮な一面見て笑いたいだけアル"
と。相変わらずお腹黒いんだね、と思いながらわかったーと。
日取りはまた後日、教えてくれるとのこと。
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御影沙羅(プロフ) - これからも、頑張って下さい!!応援してます! (2015年1月29日 20時) (レス) id: efba3898be (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - 御影沙羅さん» 涙してくれたなんて嬉しすぎます・・・・!!・゚・(ノД`)・゚・ ありがとうございます!これからもよろしくお願い致します(*´∀`*) (2015年1月29日 20時) (レス) id: 199452a05e (このIDを非表示/違反報告)
御影沙羅(プロフ) - 何でかわからないけど54話ぐらいから、涙があふれてきてとまらないよぉぉぉ〜!!(涙) (2015年1月27日 22時) (レス) id: efba3898be (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - 美咲さん» そそそ、そうですか!?:(;゙゚'ω゚'): そう言って頂けて嬉しいです(*ノωノ) これからもカッコいい沖田くんがかけるよう頑張りますね! (2015年1月23日 20時) (レス) id: cf9d2254e9 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - あぁ…本当に素敵だと思います。この小説。ドキドキするしキュンキュンする。 (2015年1月23日 20時) (レス) id: 03b867affd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時:2015年1月6日 16時