46 ページ47
.
仕事の帰り道、
1日振り返ってたけど、
頭の中は拓也のことばっかりで、
あんまり手が動かなかった
.
.
「…あれ?A?」
…え?
私の名前…?
…って、マスクつけて深く帽子かぶってる人と、
丸い眼鏡かけていかにもおしゃれな人。
1人はハスキー声の…
『二階堂くん…?』
.
「当ったりーー!!」
『お久しぶりです!』
「めっちゃ奇遇じゃん!あ、横の人わかる??」
『え…っと…』
「はは、わかんないよね、こんな格好じゃ。
はじめまして、藤ヶ谷です」
…ん?
今、藤ヶ谷って言った…?
うそ…
キスマイのキングさん…?
「北山が言ってた子、この子?」
「そーそー」
二階堂くんと藤ヶ谷くんは謎の会話をしてる
北山が言ってたって、何…?
とにかく、
『は、はじめまして!神山Aっていいますっ///』
「うん、知ってる」
『え?』
…why?
「とにかくさ、Aこれから暇?」
『とりあえずは…』
「じゃあ、ご飯食べに行かない?3人で」
『わ、私もですかっ!?』
「あーもう、つべこべ言わずに行くの、わかった?」
『え…!あ、はい…』
って言って、半ば強引ご飯屋さんに連れてきてもらった
食べる前に、色々と整理したいことが…
「あ、さっきのことなんだけど、
Aちゃん結構メンバー内で有名なんだよ?」
ふふって、笑ってる藤ヶ谷さん。
なんで私が有名…?
「ミツがずっとAの話してんの笑」
『北山さんが…?』
…うそだ
そんなの初耳だよ…
.
「ミツほんとにAのことっ…」
「こら、ニカ」
…?
.
prrrr…
「おっ、これ噂をすればってやつじゃね?」
「北山?」
えっ…!?
北山さんから電話…!
それだけで緊張してくる
「うん、とりあえず普通に出てみるわ」
「もしもーし」
「二階堂?」
.
1712人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あかやま。 | 作成日時:2016年5月22日 21時