好きになっちゃだめ。 (ページ20)

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「うまっ！ミツさすがだわ～」

注文したメニューが次々と運ばれてきて、
パクパク食べてる北山さんと二階堂くん。

一方私は…

.

「Aちゃん？そんな固まっちゃってどしたの？」

『あ…///えっと、
お二人ともよく食べるなぁって見てました』

「ははっ、そうなんだ。面白いね」

…面白い？

どこがでしょう…？

実は、さっき言ったことはうそ。

今目の前にいるのは、私が大好きな人たち。

それをわかってて私はここにいるんだよ？
緊張してるに決まってるじゃん…///

北山さんの食べる姿は、ほんとにテレビと同じ、
いや、テレビで観るよりもずば抜けて美味しそうに食べてる

ダブッとしたパーカーにジーンズ。

北山さんが座ってる横にはキャップとおしゃれなお財布。

やっぱり、チャラいね笑。

そんなこと考えてるからか、

さっきから何回か北山さんと一瞬目が合う。

.

「Aさっきからめっちゃミツのこと見てる～」

『えぇ！？///
ちっ///ちがいますっ！』

「そんなわけないない。
あとな、さっきから言ってんだろ、
呼び捨てすんなって」

.

「だってA、きっと俺より下だと思うよ」

『今年で25歳です』

「「えぇーーーー！？！？」」

え？笑

そんな驚きますか？？？

「もっと若いのかと思ってた…」

「俺も。21くらいじゃねーの？って」

いやいや、ありえませんよ。

社会人になってから3年横浜の会社で働いて、
それから2年前に東京に転勤していたんだよね。

上手く話を変えてくれたけど、
さっきのはびっくりしたよ二階堂くん。

見られちゃってる…///

…！

また、北山さんと一瞬目が合った、、、///

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