藤ヶ谷先生 #2 ページ38
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私たち二人だけしかいない、
静かなフリースペース。
受験が終わった日の夜、
先生に言われた通りここへ来たけど
おつかれさま、くらいしか言ってくれなくて、
あぁやっぱり私のことは生徒としか見てないんだなって。
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「...だからほんとに受かってよかった、おめでとう」
「...ありがとう先生.....それであの...」
「ん？」
「こないだ言ってた.....ごほうび.....」
勇気を振り絞って聞いてみた
そしたらあぁ...って気づいて手をポッケに入れた
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「いいよ、行こうデート」
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・・・・っ、
「ほんと...？ほんとに...？」
「うん、先生は約束ちゃんと守るから笑」
そうやって再び笑顔を見せてくれた先生。
「...それに、今から言うことよく聞いて？」
「...はい...っ」
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「俺とAは、もう先生と生徒の関係じゃない。
Aはもう高校生じゃない。
だから言えることなんだけど、先生、.....ううん、
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「俺はAが好きです」
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・・まっすぐ目を見つめてそう言ってくれた
・・嬉しい、とんでもないほど嬉しくて、
思わず先生に抱きついてしまった。
「おっ...と...、A？ビデオカメラあるからここは...
「先生、私も好きですっ...大好きです...っ」
くすぐったいよ、
そう言いながら
抱きついてしまった私の体をゆっくり離して
「ありがとう。じゃあこれからは
秘めてたことを隠す必要がなくなるんだな」
「え？秘めてたこと...？」
「ははっ、なんでもないよ」
「なんですか？教えて？」
「教えなーいほら、もう帰りなさい」
...急に先生っぽくなる。
「なんで？先生帰るまで待ってる」
「駄目だよ、時間かかるから、遅くまでかかるし」
「じゃあ自習してる！」
「いいけど...遅くなるよ？それにお母さん心配するだろ？」
「あっお母さんに言ってない...」
「え？何してるの？笑」
「だって先生に1番に言いたかったんだもん、
走ってきちゃった」
「...ばか、可愛いこと言わないの」
「ふふ。自習室で待ってるね？」
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3年間の片想いがやっと実った今日。
忘れられない日になりそうです
ー fin.
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あかやま。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます^ ^ ほんとですか！！好評で良かったです！メンバーの下着トーク、妄想広げてみました（笑）藤北先輩シリーズ今後もUPしていきますね！ (2019年2月25日 16時) (
レス) id: 0e8a283691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちは！藤北先輩シリーズとても面白いです！下着トークいいですね〜(笑)ぜひもっといろんな藤北先輩シリーズ読んでみたいです！ (2019年2月24日 16時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかやま。
| 作成日時：2018年1月21日 1時
