【鬼滅の刃】甘い休息はいかが？【短編集】 (ページ27)

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想い人【煉獄杏寿郎】*.リクエストページ27

※主柱設定です

『…ﾊｧｯｯ』
まだ、まだ足りない。
強くなってみんなを守るんだ

「Aじゃないか！稽古中か？」

自宅の庭で稽古をしていたその時
後ろから急に聞こえたのは私の密かな想い人

煉獄さんの声。

『！煉獄さん！
煉獄さんは任務帰りですか??』

「そうだ！
静かな夜に声がすると思っていたらAだったのか！」

『任務お疲れ様です！早かったですね!?』

煉獄さんは流石としか言い様のない強さだ。でも、血を吐くような努力をしているのはもちろん知っている。
同じ柱でもここまで強さは違うのか…。

「Aはまだ稽古していくのか？」

『うーん
もう少しやって行きましょうか…』

「…そうだ！
俺も共に稽古しよう！」

『えっ！？いいのですか？』

「俺も柱だぞ！大丈夫だ！

それにAが頑張りすぎて倒れたりしたら大変だからな！」

そういって微笑みかけてくれる煉獄さん。

嗚呼、こんなことを言われると勘違いしてしまう…

暗くて良かったと思った。赤く染まった私の顔を見られなくて済むから。

_____

「もう半刻も経つのか！」

『えっ、もうそんなに経つんですか…？
早い…』

「もう切り上げて帰るとするか？
さすがにAも疲れているだろう？」

『そうしますか。

…あ、よければお茶でも飲んでいきます？？』
離れ難い一心で出た言葉だった。

「うーん…いいのか？？
甘えさせてもらおう！」

『どうぞ！』
____

「A、どうだ？柱になって慣れてきたか？」
お茶を飲みながら話をふってくれる煉獄さん。
優しいなぁ。

『はい。皆さん本当にお優しくて、柱の皆さんと過ごす時間はとても早く感じるし、有意義だなって思います。』

「そうか！Aはみるみるうちに成長して行って、その裏ではすごい努力をしているのに、表にあまり出さないことは心配していたんだぞ！」

それってまるで…
『…気にかけてくださってたのですか？』

「ああそうだ！

どんどん君に惹かれて行ったんだ！

好きだA。君は俺の事をどう思ってる？」

『…へ？』
あまりの衝撃に間抜けな声しか出なかった

『夢…？』

「夢じゃないぞ！」
『…私も、初めからずっと煉獄さんのこと、好き…でした』

「っ、よもやよもやだな！」
そういって抱擁する煉獄さん。
抱擁される直前赤く染った彼の顔が見えたのは気のせいかな？

おや、美桜様に言いたいことがあるそうですよ
「リクエストありがとう！
よもや、結ばれるとはな！これからよろしくな！」