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言葉で ページ37

月「これから予定ある?」
A「一応、実家に帰る予定。」
月「帰るの夜でもいいの?」
A「うん。」
月「じゃあ、ちょっと付き合ってよ。」
A「え?」





私は、蛍の家にいる。

A「お邪魔しまーす。」


部屋は整理されていて、すごく綺麗だった。

蛍「上がっていいよ。」
A「うっす〜」


キャリーバッグを玄関に置いて、ソファに座らせてもらった。

蛍「とりあえず、くつろいで。」
A「あ、はい。」

やばい、ガチガチに緊張してる。

何話せばいいんだ。

どうしようどうしよう。


蛍「海外はどうだった?」

私が緊張で固まっていたら、蛍から話しかけてくれた。

A「すごく、楽しかった!」
蛍「小学生の感想じゃんw」
A「wでも、ほんと、色々すごかった。」
蛍「そうなんだ。」
A「なんか、店員さんもフレンドリーだったよw」
蛍「やっぱフレンドリーなんだ。」
A「そうそう、しかもデザートオシャレ!」

私はスマホで撮った写真を見せる。

蛍「すごいね。美味しそう。」
A「でしょ!あ、あとこのショートケーキ美味しかった!」
蛍「なんか食べたくなってきた。」
A「作り方教わったから今度作ってあげるね!」

私たちはこの数年の空白を埋めるかのようにずっとずっと話していた。



蛍「あ、ちょっと外でない?」
A「え、あ、うん。いいよ。」


私は蛍の後をついていった。


A「(あれ、ここって。)」

私が蛍に連れられてきたのは


私たちの思い出が詰まったいつもの帰り道だった。

蛍「覚えてる?ここ。」
A「もちろん。」
蛍「僕たちの思い出の場所。」
A「うん。」

蛍「前に渡したやつ、書いてくれた?」
A「え?」
蛍「婚約届け」

優しい笑みを浮かべる蛍。
その笑顔にまた嬉しくなる。

A「も、もちろんです!」
蛍「そっか。じゃあ。」


そして蛍は立ち膝をして…


蛍「僕と結婚してください。」


そう言って、綺麗で輝いている指輪を差し出してきた。


A「っ!!」

蛍「僕の一生そばにいてください。」

A「もちろんです。よろしくお願いします!」


私は指輪をはめてもらい、

蛍に抱きついた。


蛍「先輩、愛してます。」


その言葉を聞いただけで私は泣いてしまった。


蛍「泣いてるの?w」
A「泣いてないw」
蛍「嘘w」


A「蛍。」

蛍「なに?」

A「私も愛してる。」

試合後→←ただいま日本。



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拓実 - 月猫さん» このお話を読んでくださりありがとうございました!面白かったと思ってもらえてよかったです。新作出しましたら、ぜひ宣伝します(笑) (2021年10月18日 23時) (レス) id: bf38cda573 (このIDを非表示/違反報告)
拓実 - りんごさん» このお話を読んでくださりありがとうございました!新作できたら是非読んでください。 (2021年10月18日 23時) (レス) id: bf38cda573 (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - 完結おめでとうございます!ここまでお疲れ様でした。とても面白かったし、月島がかっこよかったし、夢主ちゃんが可愛くてかっこよかったです!!新作が出たら絶対読みに行きます…ここで宣伝しに来てください!読みに行くので!…改めて、お疲れ様でした! (2021年10月18日 15時) (レス) @page47 id: ec11f83223 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 完結おめでとうございます。新作楽しみにしてます!! (2021年10月18日 7時) (レス) @page47 id: 71b77f9543 (このIDを非表示/違反報告)
拓実 - ともさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!もっと面白いと思っていただけるように頑張ります! (2021年10月9日 17時) (レス) id: 1f88d6863d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:拓実 | 作成日時:2021年9月5日 13時

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