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A「え...。」
月「そろそろバス来ますし、行きましょう。」
A「え、うん。」

動悸が止まらない。

A「(今のは...なんだったの...?)」

♪♪♪〜

A「!」

歩きだした途端、Aの携帯が鳴った。

A「京治からだ。」
月「...。」
A「先行ってて!」

京治決勝お疲れ様。
A優勝したよ!全国行きます!
京治おめでとう。俺も頑張るから。
A応援してる!

月「…。先輩」山「バス来ましたよ〜。」
月「…。」
A「今行く〜!」




A「(え、待って。ツッキーとバス隣じゃん。)」

Aは頬にキスされてから気まずかった。




〜パーキングにて〜

武「これからまた長いので、お手洗い寄っておいてください。」


「「「はーい」」」



月「…。先輩。」
A「は、はい!」
月「僕がさっきしたこと。」A「あれは事故だよね?」
月「…。違います。」
A「事故じゃなかったら、なんて言うのよ…。」
月「…。僕は先輩が好k…」♪♪♪〜

Aの携帯が鳴る。

A「…うわ!って京治からだ。」

Aは京治からの電話に出る。

A「もしもし?」
赤「おめでとう。」
A「それ言うために電話してくれたの?」
赤「うん。」
A「ありがとう。」
赤「ごめんね、いきなり。」
A「ううん。ありがとう。」
赤「じゃあまたね。」
A「またね。」

月「電話終わりました?」
A「う、うん。」
月「もう一度言いますけど、僕は先輩が」烏「そろそろ出るぞ〜。」

月「(邪魔されてばっかなんだけど!)」

A「…。」
月「…。」

沈黙が流れる。





A「ツッキー。」
月「なんですか?」
A「私は気にしてないから。」
月「少しは気にしてください。」
A「今は全国に集中してね。」
月「わかりました…。でもいつかは言わせてくだサイ。」
A「続きは今度聞くから。」


Aはこの先言われるであろうことがわかっていた。
違う可能性もあるけど、薄々気がついていた。
我ながらずるいとも思う。
けれど、今聞いてしまったらチームに迷惑をかけると思ったから聞かないことにした。



でも、答えは決まっていた。

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作者名:拓実 | 作成日時:2021年7月31日 20時

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