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ページ20

赤葦は唖然とする。

月「あ…赤葦さん。」
赤「…っロビー戻るとこでしょ?俺もついてく。」
月「…はい。」

赤葦は何もなかったかのように接するが2人の間には気まずい空気が流れる。









赤「単刀直入に聞いていい?」

気まずい空気を切ったのは赤葦だった。

月「どうぞ。」
赤「Aの事好きなの?」
月「いや、それはないですよ。」
赤「じゃあなんでさっき頬にキスしてたの?」
月「それは…。」

月島は黙ってしまう。

赤「好きだからキスしたんでしょ?」
月「…。」
赤「…じゃあ俺がもらってもいい?」月「それはダメです。」
赤「なんで?」
月「それは…。」

赤「それが好きって気持ちだよ。」

月島はその言葉を聞いて目を見開く。

赤「彼女を見て自分のものにしたいと思う気持ちが恋だよ。」
月「…じゃあ赤葦さんは先輩のこと独り占めしたいんですか?」
赤「したいよ。だから月島とはっきりさせておきたかった。」
月「そうですか…。」

赤葦は笑う

赤「ま、月島がAのこと好きじゃないなら俺がもらうからな。」
月「…。」
赤「あ、でも月島と仲悪くなりたいわけじゃないから。」
月「はい。」
赤「そろそろ着くぞ。」

そんな会話があったなんて知らずにぐっすり寝ているAを2人は、Aが起きるまでずっとそばにいたのであった。







A「ん…ん?」
月「あ、起きたw」
赤「おはよう。」
A「おはよ…ってここどこ!?」
月「合宿場です。」
A「私寝てた?」
赤「ぐっすり。」
月「涎垂らしてましたw」
A「嘘!!」月「嘘ですw」A「嘘かよ!」



A「ここまで運んでくれたの?」
月「はい。」
A「重いのにごめんね。ありがとう(笑顔)」
月「いえ別に…。」
A「京治もありがとう(笑顔)」
赤「大丈夫だよ。」

A「明日は寝ないw」
赤「今日ちゃんと寝て。」
月「涎垂らさないでくださいねw」
A「垂らさないよ!」

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作者名:拓実 | 作成日時:2021年7月31日 20時

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