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赤葦は唖然とする。
月「あ…赤葦さん。」
赤「…っロビー戻るとこでしょ?俺もついてく。」
月「…はい。」
赤葦は何もなかったかのように接するが2人の間には気まずい空気が流れる。
赤「単刀直入に聞いていい?」
気まずい空気を切ったのは赤葦だった。
月「どうぞ。」
赤「Aの事好きなの?」
月「いや、それはないですよ。」
赤「じゃあなんでさっき頬にキスしてたの?」
月「それは…。」
月島は黙ってしまう。
赤「好きだからキスしたんでしょ?」
月「…。」
赤「…じゃあ俺がもらってもいい?」月「それはダメです。」
赤「なんで?」
月「それは…。」
赤「それが好きって気持ちだよ。」
月島はその言葉を聞いて目を見開く。
赤「彼女を見て自分のものにしたいと思う気持ちが恋だよ。」
月「…じゃあ赤葦さんは先輩のこと独り占めしたいんですか?」
赤「したいよ。だから月島とはっきりさせておきたかった。」
月「そうですか…。」
赤葦は笑う
赤「ま、月島がAのこと好きじゃないなら俺がもらうからな。」
月「…。」
赤「あ、でも月島と仲悪くなりたいわけじゃないから。」
月「はい。」
赤「そろそろ着くぞ。」
そんな会話があったなんて知らずにぐっすり寝ているAを2人は、Aが起きるまでずっとそばにいたのであった。
A「ん…ん?」
月「あ、起きたw」
赤「おはよう。」
A「おはよ…ってここどこ!?」
月「合宿場です。」
A「私寝てた?」
赤「ぐっすり。」
月「涎垂らしてましたw」
A「嘘!!」月「嘘ですw」A「嘘かよ!」
A「ここまで運んでくれたの?」
月「はい。」
A「重いのにごめんね。ありがとう(笑顔)」
月「いえ別に…。」
A「京治もありがとう(笑顔)」
赤「大丈夫だよ。」
A「明日は寝ないw」
赤「今日ちゃんと寝て。」
月「涎垂らさないでくださいねw」
A「垂らさないよ!」
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作者名:拓実 | 作成日時:2021年7月31日 20時