・ (赤葦の気持ち) ページ17
赤葦視点
彼女の第一印象は目がぱっちりしていて、笑うとえくぼができて、スタイルが良くて、綺麗で…多分一目惚れだった。
けれど、烏野高校の人を指導するときは口が悪くて。
少しがっかりした。
でも、いつもは優しく笑う人だった。
そして、天才リベロだ時がついた時は木兎さんのスパイクを受けれるなんて…と驚いた。
A『梟谷は京治のトスがあるから上手いんだろうね。』
彼女の言葉でどれだけ俺のモチベーションが上がったことか…。
彼女と出会ってからまだ10日も経っていない。
なのに胸がきゅっと痛くなったり、ドキドキしたり、感情がくるくると変わる。
こんな感情は初めてだった。
そして気がついたことがある。彼女は月島のことを気にかけている。
それは大事な後輩だからなのかもしれない。
けれどとてもムカついた。俺のことも見てほしい。独り占めしたい。
そんな感情も湧いてきた。
彼女のノートを見た時は驚きと同時に尊敬した。
ここまでバレーに真剣に取り組んでいて、しかもこれを書くために徹夜したりするなんてかっこいいとも思った。
寝顔は可愛くて、無防備で、直視することができなかった。
こんな様々な感情が出てくる人はAだけだ。
胸が苦しいし、ドキドキする。
確信はないけどこれはきっと恋なんだろう。そう思った。
まずは仲を深めていく。月島には負けない。
赤葦はAへの気持ちに気がついた。
残りの合宿で仲を深めようと決意したのである。
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作者名:拓実 | 作成日時:2021年7月31日 20時