第60夜＿Farewell ページ23
キドside
＿＿＿バタンッ
全員「「「Aッ！！」」」
医務室の扉を乱暴に開けて、全員が一斉にそう叫ぶ。
婦長「お気持ちは分かりますが、医務室ではお静かに願いますわ。」
そういう婦長さんの目元にはうっすらと涙の跡があった。
アレン「嘘…ですよ、ね…？A…嘘だっ…嘘だあっ！！」
珍しく感情を荒げるアレン。
ラビ「何してるさ、A…こんなん、冗談キツイさ…。早く起きるさ…！！」
顔色の悪いラビや神田にリナリー。
カノとセトとシンタローは俯いているし、マリーとキサラギは泣いている。
コノハとヒビヤは放心状態で、コムイとリーバーは呆然と立ち尽くしている。
……なぁ、嘘だろ…？
A、お前は昔から冗談をよく言う奴だったけど…こんなの…キツイって。
早く目覚めろよ…っ！ずっと友達だって、離れても仲間だって…
俺が孤児院を離れるとき…言ってくれたじゃないか！！
キド「A……」
呼んでももう反応してくれない、そう分かっていても呼んでしまう。
同性の俺でも見惚れてしまうような整った顔立ち。
気遣いができて、優しくてセンスもいい。
誰よりも強くて、温かい心の持ち主。
そんなAが…俺は大好きだった。
ひねくれていて、素直になれない俺を受け入れてくれたA。
大切な人はもう…この世にはいない。
コムイ「………お別れ会でもしようか」
長い沈黙を切り裂いたのは、いつもおちゃらけたコムイ。
でも今はそんな面影はなくて、真剣な眼差しだった。
モモ「お別れ会、ですか？」
リナリー「……どういうこと？」
すると、コムイは少しだけ優しく微笑んだ。
コムイ「Aちゃんのお別れ会だよ。…もう彼女は目を覚まさないけど、こっち側の皆だけでも、思いを伝えられたらなって。」
リーバー「室長…」
アレン「どんなことするんですか…？」
コムイ「1人ずつ、または何人かでAちゃんの病室に入る。そして、眠っているAちゃんに言い残したことや伝えていことを言っていく。ね、最期の記念にさ…。」
記念、か…。悪くないな。
キド「俺は賛成だ。…皆はどうだ？」
すると一様に頷いてみせた。
コムイ「じゃあ、決まりだね。…いったん外に出て、病室に入る順番を決めようか。」
そう言って、みんなはAの病室から出ていく。
その時、Aの指が微かに動いたことは誰も知らない＿＿。
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高美緑(プロフ) - マジっすか じゃあ､あたしの作品で、アイファンっていうのが、あるんでそっちの、感想で、話ましょう。あなたが作ったこの作品の所では、迷惑に、なってしまいますから。 (2014年4月11日 19時) (
レス) id: 20964f94fb (このIDを非表示/違反報告)
梨々愛＠メカクシ団入団希望(プロフ) - 今年度から受験生なので更新ペースは落ちますすいません。 (2014年4月9日 21時) (レス) id: e8388f7664 (このIDを非表示/違反報告)
梨々愛＠メカクシ団入団希望(プロフ) - 高美緑さん» あの…メール送れないんですけど…すいません、メアドもう一度載せてもらえますか？ (2014年4月9日 20時) (レス) id: e8388f7664 (このIDを非表示/違反報告)
高美緑(プロフ) - 更新頑張りましょう (2014年4月9日 20時) (レス) id: 20964f94fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨々愛 x他1人 | 作成日時：2014年4月6日 15時
